エアコンつけっぱなしで良いのか?エアコンについて説明します。
エアコンの事についてよくある質問についてお答えしていきたいと思います。
エアコンは今ではとても身近なものになりましたが、私が中学生の頃はまだまだそんなにありませんでした。
昔は夏でもエアコンなしで、扇風機で過ごしていました。
結婚してからは、妻がエアコンなしでは寝れない人なので、私もエアコンの効いた部屋で寝るようになりました。
とても便利な設備ですが、まだまだ理解されていないこともたくさんありますので、ご購入をお考えの方の参考になればと思います。
エアコンつけっぱなし説の本当
エアコンは24時間つけっぱなしの方が省エネだと言う話を聞いたことがありませんでしょうか?
24時間つけっぱなしで省エネって、とても嘘くさい話に聞こえますが、実は本当の話です。
ただし条件があります。
ある程度家の断熱性能が担保された家での話しになります。
断熱性能の高い家では家の中の空気が家の外の空気の温度に影響がされにくくなります。
家の外の温度に影響されにくいと言う事は、家の中の温度が変わりにくいと言うことになります。
家の中の温度が変わりにくいと言う事は、家の中の空気の温度を冬の寒い時期に暖かく温めたとしても、家の中の空気の温度は下がりにくいと言うことになります。
断熱性能の高い家は、温度の上がり下がりの幅が小さいと言うことです。
温度の上がり下がりの幅が小さいのでエアコンをつけっぱなしにしていても、エアコンに対する負荷がとても小さくなります。
エアコンの負荷が小さくなると言う事は、電気代もそんなにかからないと言うことになります。
エアコンが電気代を多く消費する場合と言うのは、大きな気温差を埋める時になります。例えば5度の温度を20度まで上げるような場合です。
5度の温度を20度まであげようと思うととても大きなエネルギーが必要になります。
家の中の温度が家の外の温度といつも一緒のような断熱性能の低い家では、エアコンをつけっぱなしにしていると、電気代がとんでもないことになってしまうのです。
ですから、断熱性の高い家に住むことでエアコンは24時間つけっぱなしの方が、省エネと言うことになるのです。
エアコン200V100Vの違い
ボルトとは電気を押し出す力すなわち電圧のことを指します。
電圧が高ければ高いほど、電気の量が多くなります。
200ボルトになるということはパワフルな稼働が可能になります。
それでは200ボルトにすると電気代が2倍になってしまうのかと言うと、そうではありません。
200ボルトと100ボルトを比べると200ボルトの方が短い時間でパワフルなので短い時間で温めたり冷やしたりすることが可能になります。
ですので、エアコンを200ボルトにすることでより早く部屋を温めたり冷やしたりすることが可能になるのです。
エアコンの200ボルトはコンセントの形が違います。
現在の住宅の電気は単相三線式と言う方法がとられています。
ですから、現在100ボルトの電気であっても、200ボルトに変更することが可能になっています。
100ボルト200ボルトではコンセントの形が変わってきます。ですからもともと100ボルトのエアコンが付いていたコンセントは200ボルトに変更する必要が出てきます。
エアコンのおすすめメーカー
お勧めのエアコンのメーカーですが、日本のエアコンは世界でも有名です。
エアコンについては世界でも最先端を行っています。
その中でもお勧めのメーカーをいくつかご紹介します。
まずは、ダイキンです。
ダイキンは、世界でもとても有名です。
家庭用でも、業務用でも1番多く選ばれているメーカーだと思います。
それはダイキンがエアコンの専門メーカーだと言うところが強みになっていると思います。
次はパナソニックです。
パナソニックは電化製品で有名なメーカーですが、エアコンの出荷台数もとても多いです。またエアコンの歴史も古いです。現在はお掃除ロボット付のエアコンを作ったりしています。
次は三菱電機です。
三菱電機のエアコンの歴史は古いです。三菱電機のエアコンで有名なのは霧ヶ峰ではないでしょうか?
今の霧ヶ峰は、センサーが付いていてそのセンサーに基づいて、部屋の温度の調整をしたりしています。
他にもたくさんメーカーはありますが、おもだったメーカーはこの3社ではないかと思います。
エアコンのCOP
COPとは、冷暖房平均エネルギー消費効率のことです。
COPとは、Coefficient Of Performanceの略で、日本語では成績係数と呼ばれています。
エアコンに関して言えば、電力を1キロワット使って、どれだけの冷房と暖房効果が得られるかを示すための指標として利用されています。
COPを求めるには、製品のパンフレットに記載されているエアコンのパワーを表す数値冷房能力または暖房能力をエアコンの定格消費電力で割ると言う計算が必要です。
エアコンのAPF
APFとは、Annual Performance Factorの略で、通年エネルギー消費効率といいます。
APFは、『JIS C 9612』と言う企画に基づいて運転環境を決めて、その環境のもとで、1年間エアコンを運転した場合の運転効率を示しています。
その運転環境とは、東京地区における木造住宅の南向きの洋室で、冷房では6月2日から9月21日、暖房では10月28日から4月14日の期間中、6時から24時の18時間に外気温度が24度以上の時に冷房、16度以下の時に暖房を使用すると言うものです。
各メーカーではこの条件のもとでエアコンを使った場合、1年間でどれだけ電力を消費したかを期間消費電力量として算出し、エアコンは1年間で使用するエネルギーをこの期間消費電力量で割って、APF値が算出されます。
エアコンお掃除機能
エアコンのお掃除機能ですが、現在はいろんなメーカーでお掃除機能付きのエアコンが売られています。
一番最初はパナソニックのエアコンだったと思います。
パナソニックのお掃除ロボット付のエアコンを私もつけていますが、本当にお掃除してくれているのか微妙な感じです。
また困ったことにエアコンのお掃除を業者さんにお願いすると、お掃除ロボット付のエアコンは断られてしまうことが多いようです。
最近の新しい機種については改善されているかもしれませんが、お掃除ロボット付のエアコンは、安価なものに比べ、デメリットが大きいような気がします。
現在の私の考えでは高価なお掃除機能付きエアコンよりもシンプルな作りの安価なエアコンの方が良いのではないかと思っています。
エアコンから水漏れ
エアコンからの水漏れですが、たまに起こることがあります。
その原因は多くは、ドレーンのつまりによるものが多いと思います。
冷房する際に、結露がたくさん発生し、その結露の水をドレンから排水しています。
掃除をあまりしていないとエアコンの内部に溜まった埃が結露水と一緒に排水ドレンの方へ流れて行きドレンの間が詰まるといったことが起こります。
後まれに、エアコンを何かで触ることにより、エアコンの傾きが変わり、ドレンが逆勾配になってしまうようなこともあるようです。
通常はどちらかへ少し傾いているのですが、それが何かの拍子で逆の方向へ傾いてしまった場合にそういったことが起こる場合があるようです。
エアコン ioT アレクサ
アマゾンのアレクサも最近はかなり普及してきたのではないでしょうか?
最近は、アマゾンアレクサやGoogleホームに対応した家電の製品も多く出てきているようです。
実はエアコンでもそういったものに対応できるような製品も出てきているようです。
ダイキンのエアコンでもアレクサに対応したエアコンが出てきています。
スマートフォンなどにアプリをダウンロードすることでアレクサを通じてエアコンをコントロールできるようになっています。
日立の白くまくんでも対応は可能のようです。
こちらもスマートフォンにアプリをダウンロードしてアレクサを経由してエアコンを操作することが可能なようです。
エアコン クリーニング大阪
エアコンのクリーニングで大阪と言えばビューティフルホーム・コットンさんです。
ビューティフル・コットンさんではエアコンの分解洗浄をやっています。
多くのエアコンのクリーニング屋さんはお掃除機能付きエアコン等のような複雑な最新式のエアコンの洗浄はやってくれません。
ビューティフル・コットンさんでは、最新式のエアコンでも大体は分解洗浄をやってもらえます。
分解洗浄をやってもらうと、エアコンの中がどれだけ汚いかと言うことがわかると思います。
ですからエアコンの臭いなどが気になる方はぜひともいちどビューティフル・コットンさんでエアコンの分解洗浄をお願いしてみてください。
通常のエアコンのクリーニングでは、落とせないような汚れも落とすことが可能です。
1番怖いのはカビが多く発生している場合があります。カビが多く発生しているとエアコンを使用するたびにカビの菌を巻いているようなことになってしまいます。
ですから健康のためにもエアコンの分解洗浄はとてもお勧めです。
エアコンが冷えない
エアコンが冷えないと言うことがたまにあります。
ただ単純に気温が高いと言う場合もあるかもしれませんが、ずっと長い時間使っていても効きが悪くなっている場合は、エアコンのガスがなくなっているといったような可能性があります。
私の経験ではエアコンが効かないといった場合には、だいたいガスが抜けている場合が多いので、エアコンの効きが悪いかなと思った方は、ガスの点検をしてもらいましょう。
ただ、エアコンの年式が古い場合には、適合するガスが売られてない場合があります。
その場合は、エアコンを買い換えないとダメです。
エアコンの仕組み・原理
エアコンの仕組みはとても面白い仕組みになっています。
エアコンの基本的な仕組みは熱を運ぶと言う仕組みになっています。
例えば夏の冷房であれば家の中の暑い熱を外へ運んでいき、熱を放出した後の冷えた空気を室内へ持ってきます。
冬であれば外の室外機の中で圧縮により改められた熱を室内に運んできます。
エアコンは熱を運ぶことで冷やしたり温めたりしています。なのでヒートポンプ式と呼ばれています。
アメニティエアコンと第1種換気について
最近、第1種換気とアメニティビルトインエアコンが流行っています。
全館空調にしたい方にとてもオススメです。
どういったシステムかといいますと、第一種換気という換気システムに、ビルトインエアコンを組合わせたものになります。
このシステムの素晴らしい所は、家の中の空気を循環させる第一種換気システムの給気配管にこのダイキンのアメニティエアコンをつなげていることで、第一種換気で空気の入れ替えをしながら、エアコンで温度調整された空気を家全体に行き届かせることができる事です。
初めて知った時は、私も素晴らしいシステムだなと思ったのですが、
第一種換気システム
アメニティエアコン
施工費
以上のシステムを組合わせるので本体と施工費がとても高価になります。
普通の第3種換気と壁掛けエアコンの組み合わせから考えると、約3倍程度の価格帯になるのではないかと思います。
工事内容にもよりますが、150万円~200万程度の費用が必要になります。
昔の全館空調もそれくらいかかるとい事を聞いたことがあるので、全館空調だけでなく、換気も組合わせての金額なので、昔と比べればとてもお安くなったと思います。
またこのシステムを採用した人や、採用している工務店仲間の話によると、とても快適との事なので、興味のある方は是非ともご検討下さい。
アメニティエアコンと第一種換気でのトラブルの経験より
弊社でローヤル電機さんの第一種換気とダイキンのアメニティエアコンの組み合わせでトラブルが発生しました。
その状況とは、天井裏の配管ダクトの表面においての結露の発生です。
そして、その結露により発生した水が元で天井のラワンベニヤの表面にシミが出てきました。
私は始めは何かアクが出てきてしまったのかなと思い、大工さんに天井の張り替えをお願いしました。
そして大工さんが天井をめくったところ、天井裏の配管ダクトの表面での結露を確認しました。
その配管ダクトは断熱材でしっかりと保護してるので、とてもビックリしました。
こんな事が起こるのかと。
まだ原因の解明がハッキリできていませんが、おそらくタクト配管が冷えすぎてしまった上に、天井裏やダクトスペースが狭い事、それで天井裏やダクトスぺースが冷えてしまって、そこに湿気た空気が接触することで結露が発生してしまったのではないかと思います。
また配管ダクトが2本とか3本まとめられていて、そのダクト配管同士が接触している部分の結露が特に酷いです。
ですから、対応としてダクト配管とダクト配管の間にボードの断熱材を挟んで引っ付かないようにしておきました。
とりあえずは、このように対応して、また換気メーカーとダイキンとエアコンの施工会社の対策を聞いて、さらに万全の対策をしようと思います。
業者さんに温度と湿度の確認をしてもらいました。
先日、結露状況の確認をしてもらい、また日を変えて温度と湿度の確認をしてもらいました。
結局前回の調査だけでは、原因は分からなかったそうです。
それで今回、温度と湿度を測定してもらって、また、エアコンの稼働状況などを確認してもらい、再度測定した数値を元に業者さんの会社で原因の究明をしてもらう事になりました。
一つ私が不思議だったのが、エアコンを冷房で稼働していても湿度が全然下がらないことでした。
通常、エアコンを稼働させたときは、空気の中の水分を排出していくので、湿度がさがっていくのですが、今回、エアコンの冷房と除湿に切り替えて稼働してみると、冷房では下がらなかった湿度が、除湿では結構下がっていきました。
このあたりの事も私では分からないので、業者さんからダイキンさんに確認してもらうようにお願いしておきました。
次回の報告では、ちゃんと方向性を示せるようにして欲しいと思います。
調査報告の結果
調査の結果ですが、換気とエアコンの設計と施工に問題は無いという事でした。
少し変な話をしますが、そもそもこの『一種換気+アメニティエアコン』のセットをお客さんが選んだ際に、換気屋さんより『除湿器を買ってください。』と説明があったとのことです。
弊社ではまだ一種換気のお客さんがいなかったので、知らなかったのですが、一種換気は梅雨から夏にかけては、アメニティエアコンを稼働していたとしても、湿度がとても高くなるのだそうです。
それで除湿器が無いと、生活できないくらいの室内の状況になってしまうそうです。
私が所属する新住協の仲間からは全く聞いたことが無かったのですが、他の団体の中ではとても有名な話しなのだそうです。
そんな一種換気とアメニティエアコンのセットというのは、どうなのでしょうか?
正直、私は一種換気と普通の壁掛けエアコンのセットで良いのではないかと思います。
一種換気の全熱交換を検討中の方は、除湿器を用意する必要がある事を知っておいてください。
またこちらのブログも読んでください。
エアコンまとめ
エアコンのまとめですが、エアコンはとても便利な設備です。またとても省エネな設備にもなっています。
現在のエアコンは最新の技術なども採用されているのでとても便利にもなっています。
エアコンを購入される場合にはAPFやCOPといった数値を見てできるだけ効率の良い機種を選びましょう。
購入する際に、使用する部屋の畳数よりも少し大きめのものを買うと良いと思います。
エアコンの能力に余裕があるので、冷やしたり温めたりするのに時間が早くなります。
お掃除機能といった特別な機能については効果が微妙なので買う前に確認してから買いましょう。
第一種換気とアメニティエアコンによる全館空調を選択される場合には、まだ採用されて年月が経っていないので、採用する際には、問題が発生するかもしれないと思って採用してください。
どうしても日の浅い技術については、なにか問題が発生しやすいものです。
今回の問題を次回以降の施工精度の向上に活かしていきたいと思います。
第一種換気+アメニティエアコンのセットは、全館空調としてとても良いものだと思っています。
エアコンの容量の選び方
エアコンの容量の大きさを決める方法をご紹介します。
ただ、Q値が分からないと、選べないので、Q値の確認をお願いします。
Q値さえ分かれば、エアコンの暖房エネルギーの消費量から、エアコンの購入の際にエアコンの大きさを決めることができるようになります。
エアコンの選定をする為の、暖房の容量の算定法があります。
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