『UB』 ユニットバス のメーカーによる違いのあれこれ TOTO・INAX・パナソニック・タカラ・トクラス

1日の仕事を終え、疲れをいやしたいときにはゆっくりと浴槽につかってリフレッシュするのが効果的です。足を伸ばしてリラックスし、何も考えずにぼーっと時間を過ごすと疲れが取れていくのを感じます。

賃貸でも最近は足を伸ばせる浴槽が導入されてきていますが、比較的新しい建物が中心で家賃も高めです。自分で家を建てればこだわった浴室を採用でき、入浴の際にも良い時間を過ごせるようになります。

毎日使う浴室は、ユニットバスが主流になっており、せっかく注文住宅を建てるのならばリビングやキッチンだけではなく、毎日一定時間を過ごすユニットバスにも、十分にこだわりたいものです。1日の終わりに向けてお気に入りの空間でゆっくりするのは贅沢ですよね。

一言でユニットバスといっても、実際には非常に多くのメーカーが参入してきており、各社の特徴はさまざまです。それぞれの特徴を把握するのは大変ですし、導入を検討する際には困ってしまう場合もあります。ユニットバスを選ぶ際の観点と、各社の特徴を解説していきます。

ユニットバスの選び方

ユニットバスを選ぶ際には、広さやデザインに目が行きがちですが、多くのメーカーで似たようなデザインを選べるようになってきています。各社の特徴はそれ以外の機能面に大きく出てきますが、他にどのような観点があるのでしょうか?いくつか確認していきます。

ユニットバスの選ぶ際の観点は?

ユニットバスを選んでいく過程で注目すべき観点は、

  • 価格
  • 浴槽の材質
  • デザイン性
  • 浴槽の形状
  • 床の材質
  • 浴槽の保温性能
  • シャワー
  • ユニバーサルデザイン

挙げていけばキリが無くなっていきますが、すべての人が全部の観点を細かくチェックする必要はありません。自分自身がこだわりを持ちたい部分を重点的に選択していくのをオススメします。

また、長く住む家だからこそ今だけでなく、少し長い目線で子供ができた場合や自分たちが年をとったときにでも使い続けることができるか?という点も考慮しましょう。

価格は多くのメーカーでオプション尾含め幅広く取られていますし、浴槽の形状やシャワーに関しても同じような性能のものはラインナップされています。また、浴室の天井や壁、浴槽のデザインに関しても同様です。どうしてもこのメーカーのこのデザインでないと嫌だ!というこだわりがない場合は選択肢が広がります。

ユニットバスは気に入ったものを選べばよい

各社差別化を図るために、さまざまな機能やデザインを追加するなどしていますが、基本的な部分で言えばそれほど大きな差はありません。オプションを選択したり、ハイグレードモデルを選択すれば価格は上がりますが機能も充実させられます。

メーカー毎の特徴で紹介する、メーカー独自の技術や機能、デザインがどうしても必要でなければ、気に入ったものを選択するのが良いでしょう。日常的な使い方をしていく中で、メーカーが異なるから不満が出てくるということはほとんどありません。

メーカーを絞っていくというよりも、あるメーカーの中でどの機能をつけるかどうか?またコスト対効果は十分か?という点に時間を使うのがオススメです。

ユニットバスのメーカー毎の特徴を紹介

気に入ったものを選べばよいと解説しましたが、各社独自の機能やデザインを開発しています。それぞれの特徴を紹介していきます。

TOTOのユニットバス

TOTOのユニットバスは画期的な機能が多く織り込まれています。

  • 肩楽湯
  • 腰楽湯
  • オーバーヘッドシャワー
  • ほっカラリ床
  • 魔法瓶浴槽

いずれも非常に魅力的です。すべての製品に採用されているわけではありませんがオプションによって選べるものもありますので、予算と相談しながら選択するのがオススメです。

肩楽湯・腰楽湯

肩楽湯と腰楽湯は、TOTOの浴室でもハイグレードな製品に採用されている機能です。肩楽湯はゆったり寝転がった状態でお湯から外で出ている肩全体にかけて、湯をかけていくものです。冷えがちな肩を温められる為、疲労を癒しリラックスできます。

腰楽湯は、浴槽にお湯を張る際にお湯が出てくる所から、円を描くようなランダム水流を出し、心地よい刺激を与えてくれます。共働きも増え疲労が蓄積する中で、リフレッシュする為には効果的な機能です。

ほっカラリ床

このほっカラリ床を採用するためにTOTOのユニットバスを選択する人もいるほど、人気が高い機能です。床の表面に特殊処理をしているため、皮脂汚れと床との間に水が入り、掃除が簡単です。

ほっカラリ床の魅力はそれだけではありません。お風呂に入る際に、冷たく固い床だとリラックスできませんよね。ほっカラリ床であれば冷たさを感じない表面で、さらに適度な弾力があるため、安心して浴室に入れます。

魔法びん浴槽

浴槽周囲の断熱材と、断熱ふろふたによってお風呂の温かいお湯を冷やさないような工夫が織り込まれているのが、魔法びん浴槽です。家族でお風呂に入る時間帯が異なる場合、追いだきなどに使うエネルギーを削減できます。

4時間でたった2.5℃しか低下しない保温性能は魅力的です。

INAXのユニットバス

INAXのユニットバスは、LIXILのブランドで販売されています。戸建て住宅やマンション向けだけでなく、ホテルや病院のユニットバスもあり、豊富な種類を取り揃えています。

  • アクアフィール
  • アクアタワー
  • アクアシアター
  • 腰掛付保温フタ
  • ベンチカウンター
  • キレイサーモフロア
  • くるりんポイ排水口
  • 人工大理石浴槽

グレードによって選択可否がありますが、いずれも魅力的な機能です。

アクアフィール・アクアタワー

TOTOの肩楽湯と似ている機能がアクアフィールです。少ない湯量の半身浴でも全身浴のように体を温められます。アクアタワーは天井からのシャワーを打たせ湯のように使用できます。

温泉でしか体感できなかったのを自宅で体感できるのは非常に贅沢です。高い所から局所的にお湯を当てることで、マッサージ効果があり、疲れた体をリラックスさせられます。

ベンチカウンター

浴室で座るのは、浴室用の椅子くらいしかイメージがありませんでしたが、ベンチカウンターがあることで、さまざまな使い方ができます。例えば、体が不自由な場合は座るのが簡単ではありませんでしたが、ベンチカウンターであれば落ち着いて座れます。

また、お風呂に入って出てを繰り返す場合に、浴槽から出ている時間も余計な疲れを感じずにリラックスした時間を過ごせます。

くるりんポイ排水口

浴室の排水溝はぬめりが発生しやすく、掃除をするのは少し面倒ですよね。このくるりんポイ排水口であれば、汚れもつきにくくぬめりも発生しにくいため、抵抗がありません。

また、お風呂のお湯を抜くたびに渦を発生させて排水溝に溜まっている髪の毛やゴミをまとめてくれますので、まとまっているごみをポイっと簡単に掃除できます。排水口の構造自体も簡単になっていますので、中の掃除も簡単です。

パナソニックのユニットバス

家電で強いパナソニックはトイレやユニットバスなど、住宅用設備も豊富に取り扱っています。パナソニックも独自の技術を多数持っていますので、特徴的な部分を確認していきます。

  • スゴピカ素材
  • スミピカフロア
  • 酸素美泡湯
  • エステケアシャワー
  • ゲンキ浴i・ミスト

どれも魅力的で特徴的な名称です。中にはどのような機能を持っているのかイメージしにくいものもありますので、具体的にどのようなものなのか確認していきます。

スゴピカ素材

パナソニックの浴室には、

  • 浴槽
  • カウンター
  • 水栓

など、さまざまな場所にスゴピカ素材が使われています。これは、パナソニックのトイレにも使われている有機ガラス系の素材で、キレイさが必要な水族館の水槽や、飛行機の窓ガラスなどにも使用されている材料です。

日常的な家事の中で、お風呂掃除は負担が大きくつい面倒になってしまいがちです。しかし、このスゴピカ素材が使われていることで、気軽に手軽にキレイにできるため、掃除を始めるまでのハードルが下がります。

また、強度も十分でキズも付きにくいので、見た目にもよい状態を長期間維持できます。

酸素美泡湯

酸素を含ませた非常に小さい泡がお湯を白くやわらかにしてくれます。入浴剤を使わなくても、通常のお湯に入るよりも身体を温め肌全体をキレイにします。また、肌に水分を保ってくれますので、入浴後のしっとり感も長続きします。

身体をしっかり温めてくれますので、湯あがり後も湯冷めしにくく体調管理にも役に立ちます。美容だけではなく、身体を温める効果は家族全員に嬉しいですね。

エステケアシャワー

酸素美泡湯と似ていますが、エステケアシャワーにも酸素が含まれています。マイクロバブルが通常のシャワーでは洗い流せない肌表面の皮脂汚れに付着し、汚れを浮き上がらせて流してしまいます。

タカラのユニットバス

タカラといえばキッチンのイメージが強いですが、ユニットバスにもその技術を生かした製品を投入しています。

  • 鋳物ホーロー浴槽
  • マグネット収納
  • ホーロークリーン浴室パネル

タカラのユニットバスには、独自の技術であるホーローを有効に活用したものが多いです。鋳物ホーロー浴槽は、保温性に優れ他社の浴槽とは一線を画しています。また、浴室パネルもホーロー製で、汚れが付きにくくシャワーで流すだけで日常のメンテナンスが完了します。

壁にマグネットでお風呂に必要な備品を取り付けられるのも細かいですが、便利なポイントです。

トクラスのユニットバス

トクラスはお風呂を徹底的にリラックスする場と捉え、長湯をしていても充実した時間を過ごせる環境をコンセプトにしています。

  • 自然の景観をモチーフにしたコートウォール
  • やわらかい光の揺らぐを作るみなもライト
  • ヒーリングサウンドで安らぎの情景を呼び覚ますサウンドシャワーe
  • 細かいミストの効果で体の芯からリフレッシュできるあったかミスト
  • 汚れにくくお手入れ簡単なタフぴかコート
  • バスタブを自動で洗浄してくれるおそうじ浴槽
  • 自動で排水栓を閉め、お湯張りをしてくれるわすれま栓

このように、使用者の利便性やリラックスできる環境づくりに力を入れていることが分かります。特に自動浴槽掃除機能や、自動で排水栓を閉めてくれるのは嬉しいですね。

また、コートウォールやみなもライト、サウンドシャワーeを組み合わせて使うことで、浴室の非日常感を高め、よりリラックスしながら長居できる環境を作りあげてくれています。

クリナップのユニットバス

クリナップのユニットバスは、

  • あたたかい
  • 安心
  • 清潔

この3つの言葉をコンセプトとしてさまざまな機能を織り込んでいます。

  • 入浴前の1分で25℃まで床を温める床夏シャワー
  • 4時間後でも5℃しか低下しない高断熱浴槽
  • 入浴後30分経過しても20℃以上の室温を保つ浴室まるごと保温
  • 輻射熱で洗面室を温める壁付け暖房HOTウォール
  • 足裏をしっかりつかんで濡れていてもすべりにくい。足ピタフロア
  • マイナス5cmで浴槽またぎをラクにするスムーズ浴槽
  • カビや汚れがつきにくくキレイが長く続くクリンパッキン
  • 換気口が簡単に外せるお手入れ簡単ドア

特に常夏シャワーや壁付け暖房HOTウォールは他社にはない技術です。若い世代は気にならないかもしれませんが、年齢を重ねたときにはヒートショックを起こさないような機能は必要不可欠です。

ユニットバスは迷ったらTOTOがオススメ

ユニットバスは複数のメーカーが製品を投入していますので、各社競争力を確保するために、特徴ある機能を開発しています。異なる名前で似たような機能もありますが、それでもその機能を実現する手段はさまざまです。

ユニットバスを選ぶ際には、リラクゼーションに関する機能、浴室の清掃に関する機能、あたたかさを保つ機能に大別できる機能を比較し決める必要があります。また、デザインや価格も大きな検討要素となります。

もし、特徴を比較しても特にこだわりがなかったり、自分たちでは決めきれない場合には、TOTOのユニットバスをオススメします。

一般的に必要な機能は全て兼ね備えた上でユニットバスのトップメーカーとしての実績があり、安心です。また、独自の技術としてほっカラリ床は他社の床材とは大きな違いがありますので、どうしてもこの床が良いというファンもいるほどの性能です。

人気が高いユニットバスなので、注文住宅を建てる工務店や実際に施工をする業者の方も取り扱っている経験が多く慣れています。また、多く使われていることで、日常的なメンテナンスも経験している数が多いので、信頼して任せられます。

基本的には、各社の特徴ある機能を重視して気に入ったものをコスト対効果も考慮しながら選択すれば、大きな失敗はないでしょう。それでも決められない場合には、TOTOのユニットバスを選択するのがオススメです。

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