高断熱の技法 キホンのキ
『高断熱の技法』キホンのキ
熱・水蒸気・空気のコントロール① 在来木造構法の断熱気密高性能化
▪️結露を防ぐ
グラスウールを施工すると木材が腐りやすいと信じている人は多い。
それは事実だったようです。
北海道では、石油危機以降の100ミリ断熱と同時に、それまでの脈絡のない色々な材料、構法が、激しい内部結露と、急速な木材腐朽や外壁サイディングの凍害をもたらした様です。
これに対し、北欧の木造構法を参考に通気工法が提案されましたが、床下からの冷気流が入る構成の為、結露を完全に防ぐ事は出来なかったようです。
その対応策として鎌田先生が提案されたのが、
①防風層として透湿シートを用いる
②壁の上下を塞ぐ
という事でした。
これにより、きちんと断熱の効く住宅ができるようになりました。
断熱をしっかり効かせる工法がこれになります。
とても大切なことです。
昔、北海道で断熱材を使い始めた頃、いろんな不具合が発生しました。
その不具合を突き止めたのが、鎌田先生です。
色んな建材を試して完成させたのが、新在来木造工法です。
壁の室内側へは、壁内に極力湿気が入り込まないように防湿層を設けて、壁の外部側へは透湿性の高い透湿層を設け、その外側に通気層を設けます。
これにより、冬場の室内側の湿気が壁に入っても湿度の差を利用して外壁側へ湿気を誘導し、通気層から排出させる作用が起こります。
また、壁内での気流が起こらないように壁の上下に気流止めを設置します。
以上が、高断熱住宅を建てる為の基本のきです。
私の教科書『新住協の家づくり 燃費半分で暮らす家』
無料プレゼント
無料のメルマガ登録で今すぐ受け取ることができます。
1級建築士が作った!
注文住宅で失敗しない
チェックシート
あなたのお家の
快適レベルは?
『断熱レベル診断』
業界の裏側までわかる
リフォーム業者の
選び方