調湿性について 2016 05/16 Updated 2020.04.16 2016 05/16 Published 2016.05.16 / 杉浦 成史 \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 調湿性について 杉浦 成史 B! リンクをコピーする 目次 1. 調湿性断熱材について2. 調湿性を持った材料 調湿性断熱材について 断熱材には、グラスウールやロックウールの様な無機質繊維系以外に、木質系の、セルロースファイバーや羊毛などの自然素材のものがあります。 自然素材系の断熱材は調湿性断熱材と呼ばれることもあり、内部結露防止に有効とされています。 調湿性断熱材を使用する際は屋内側の防湿層が不要と考える人や屋外側に合板を張っても良いと考える人がいます。 ところが、壁内結露は『その材料を使っておけば良い』という様な、そんな単純な問題ではないので、ちゃんとした業者に依頼しましょう! ちゃんとした業者は結露判定もしているので、『この地域では防湿層が必要』ということも理解しています。 ちゃんと断熱・透湿・防湿・通気のことを理解した工事屋さんにお願いしましょう。 セルロースファイバー 調湿性を持った材料 建材のほとんどは多孔質の材料です。 表面に小さな孔があり、湿度が高くなった時空気中の湿気を孔に取り込みます。 この現象を『吸湿』といいます。 反対に湿度が低くなった時に孔の湿気が空気中に放散される現象を『放湿』といいます。 珪藻土などが、調湿性を持った建材になります。壁の仕上げとして使用することで、室内の結露を減らせる効果が期待出来ます。 また木をたくさんの使うことでも、調湿効果を期待することが出来ます。 弊社で使用している株式会社高千穂さんの中霧島壁です。 とても良い表情が出ます。 こちらは、スイス漆喰 イケダコーポレーションさんのカルクウォールです。 それではまた報告させて頂きます!