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新築やリフォームしてもフローリングが冷たい・床が冷たい家の原因と改善方法

    
寒い
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新築やリフォームしてもフローリングが冷たい・床が冷たい家の原因と改善方法

冬における家のお悩みで一番よく聞くのは、

フローリングが冷たい

床が冷たい

足が冷える

足が冷たい

ではないでしょうか?

こうなってしまう家には、実は根本的な問題があります。

その根本原因と解決方法について説明していきたいと思います。

是非とも、新築やリフォーム・リノベーションでの参考にして頂ければと思います。

フローリングが冷たい・床が冷たい家の原因

家のフローリングや床が冷たい原因はなんでしょうか?

冬なので、寒いのは当たり前と思ってませんか?

当然冬の家の外の空気が冷たければ家の中全体が冷たくなるのは当たり前なのですが、家の中が家の外の温度に影響されやすくなっているので、寒くなっていると考えられます。

家の中が家の外の温度に影響されやすい原因は

1.家の壁や天井・床の断熱が弱い

2.断熱材はあるが窓の性能が低い

3.断熱材もあり、窓も性能が良いが隙間が多い

と言うことが考えられます。

フローリングが冷たい・床が冷たい家の原因 家の壁や天井や床の断熱が弱い場合

家の壁や天井や床の断熱が弱いと言うことは、壁や天井や床の断熱材が全く入ってなかったり、入っていても断熱材が薄かったり、入れ方が雑でスカスカだったりということで、断熱材の材料の問題と施工の問題がある場合になります。

断熱材が入ってない場合は、当然ですが断熱することができず、壁も天井も床も家の外の温度がそのまま壁や天井や床に伝わってきてしまい冷たくなります。

断熱材が弱いということはどういうことかと言うと、断熱材が薄いという場合があると思います。

断熱材が薄いということは、断熱材が無い場合に比べて、多少は熱の移動は遅くなりますが、それでも熱の移動が多くなりますので、家の外の冷たい温度が家の中へ伝わってしまう為、家の中の壁や天井や床の表面がとても冷たくなってしまいます。

ですから、断熱がない家では、冷たく冷やされた床によって、足が直接冷やされてしまいます。

フローリングが冷たい・床が冷たい家の原因 断熱材は入っているが、窓の性能が低い場合

断熱材が入ってきたとしても、窓の性能が低い場合には、壁や天井や床が外の温度によって冷やされるということはありませんが、室内の空気が窓の周辺で冷やされるということが起こります。冷やされた冷たい空気は床の上にどんどん溜まるようなことになります。

そうなると部屋の天井から床の真ん中あたりで、真ん中より下は冷たい空気が溜まり、真ん中より上では暖かい空気が溜まるということが起こります。

この現象は頭は暑いけど、足は冷たいというとても不快なことが起こります。

この場合は、窓の周辺で冷やされた空気が床と足を冷やすということになります。

 

フローリングが冷たい・床が冷たい家の原因 断熱材が入っていて、窓も性能が良いが、隙間が多い家の場合

断熱材が入っていて、窓も性能が良いが、隙間が多い家の場合にも、窓どの性能が悪い場合と同じようなことが起こります。

いくら断熱材が入っていて、窓の性能が良い場合でも、隙間が多ければ、隙間から空気の入れ替えが起こってしまい、温かい空気は隙間から逃げてしまい、その逃げた空気と同じ量の冷たい空気が入ってきてしまいます。

特に天井や屋根に隙間のある家は問題で、温かい空気はどんどん上に昇っていき隙間からどんどん抜けていってしまいます。

部屋を暖めれば暖めるほど、暖かくなった空気は軽くなり、高い位置にある隙間から抜け出してしまうのです。

こういった隙間の多い家は暖房器具の近くでは輻射熱により暖かいのですが、暖房器具から離れた場所ではいつもスースーして寒いといったようなことになります。

冷たい空気は下に溜まりますので、足元がスースーしたりですとか、足元が冷たいという事が起きてしまいます。

フローリングが冷たい・床が冷たい家の対策、改善方法

それでは家の中の温度が家の外の温度に影響されにくくする為にはどうしたら良いのでしょうか?

それぞれの原因に対して対策方法があります。

 

フローリングが冷たい・床が冷たい家の対策 家の壁や天井や床の断熱が弱い場合

家の断熱が弱い場合には、壁、床、天井に断熱材を入れる必要があります。

なかなか大変な工事にはなりますが、壁、床、天井に断熱材を入れて、室内側に防湿シートを張って、気密をしっかりと取る必要があります。

あと、窓を断熱性能と気密性能の良いものにする必要があります。

ところが、窓は簡単には取り替えができませんので、内窓を使うことをオススメします。

内窓でも、ペアガラスのも物を使ってください。

内窓は色んなメーカーから販売されているので、普通のメーカーであれば、どれを選んでも大丈夫だと思います。

弊社の場合はYKKのプラマードUという内窓を使っています。

フローリングが冷たい・床が冷たい家の対策 断熱材は入っているが、窓の性能が低い場合

断熱材は入っているが、窓の性能が低い場合には、窓の性能を上げることが必要になります。

窓は取り替えるのが一番良いとは思いますが、外壁も内部の壁も工事しないといけなくなるので、予算もかかりますし、工事が大規模になってしまいます。

出来るだけ簡単に済ませたい場合には、内窓をオススメします。

窓が二重になってはしまいますが、内窓は断熱性能も気密性能も良い上にコストパフォーマンスもとても良いと思います。

注意!して頂きたいこと

断熱材が施工されていたとしても、壁の内部に気流止めがない場合があります。

断熱材を施工されていても、気流止めがなく、床下から天井へ空気が通るような状態になっていると、温まった空気が抜けていってしまうので、空気が抜けていってしまわないような処理が必要です。

壁の上部と下部に気流止めをしてください。

簡単な方法としては、ビニール袋にグラスウールのような断熱材を入れて、壁の上下をふさぎます。

そうすることで気流が抜けるのをとめるので、断熱材がその性能を発揮してくれるようになります。

 

フローリングが冷たい・床が冷たい家の対策 断熱材が入っていて、窓も性能が良いが、隙間が多い家の場合

この場合には、とにかく隙間をなくす作業をするしかありません。

でも最近はクロス仕上げの家が多いと思いますので、クロス仕上げであれば、壁と天井はかなり気密は取れるようになっていると思います。

ところが、床と壁の境目などは、まだまだ隙間がある場合が多いです。

そういった場所は、一度幅木を取り外して何かしらの方法で隙間をふさぐことが必要になります。

壁、床、天井の断熱材が効いていて、窓がしっかりした高断熱の窓であれば、隙間風が入ってくる場所も簡単に判るようになっていると思います。

隙間の部分だけが冷たくなるので。すぐに分かります。

  

フローリングが冷たい・床が冷たい家の原因と対策 まとめ

フローリングが冷たい・床が冷たい家の改善方法とは、しっかりした断熱性能を持つことと、しっかりとした気密処理をすることになります。

断熱がしっかりと隙間なく入れられて、家の中から外へ空気が抜けるような隙間をしっかりと無くすことができれば、必ず暖かい家になります。

要は、家の高断熱化と高気密化が暖かい家の条件になります。

ただし、ここで注意して頂きたいことがあります。

それは、高断熱化と高気密化はセットで行われるのですが、高断熱化と高気密化のセットには、計画換気が必ず必要です。

高断熱化と高気密化をすると家の中の空気の入れ替わりがとても少なくなります。

ということは、空気が汚れても自然には入れ替わらないという事です。

ですので、高断熱化と高気密化をした場合には、ちゃんとした換気計画を行なってください。そして、その計画通りの換気工事を行ってください。

高断熱と高気密と換気計画はセットのものと覚えてください。

以前書いたブログもお読みください。

人気のブログです。

床が冷たい理由についての動画です。

あと実はここもとても大事。壁の構造。天井も同じです。

床が冷たいという事は、断熱の問題なんです。
断熱の方法には、上は屋根断熱・天井断熱、下は床断熱と基礎断熱という方法があります。
この辺りは基本的なことなので、ぜひ知っておいて頂きたいです。
屋根断熱と天井断熱、基礎断熱と床断熱に関するブログがあるので読んで頂けたらと思います。
『屋根断熱と天井断熱、基礎断熱と床断熱』のブログは下のボタンをクリック!

スギウラ

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