新築の木造住宅の構造用金物のいろいろ

新築 木造住宅 構造金物とは

新築 木造住宅 構造金物は、基礎と木構造や、木構造と木構造をつなぐための金物です。

最近は大きな地震も多く発生していてその被害も多いので、より地震に強い家作りをする為にも、昔の家に比べると、とても多く金物が使われています。

現在は、実物の家を建てて、地震を再現できる装置で、地震を起こして、地震に対する家の反応をより正確に観察することができるようになりました。

そのおかげで、より効果的な木造住宅の構造用金物を作り、より効果的な取り付けができるようになりました。

新築 木造住宅 構造金物はどんなものがある?

新築 木造住宅の構造用金物は、色んなものがあります。

施工の順番で言いますと、

基礎と土台をつなげる金物の土台アンカー

基礎と柱をつなげる金物のホールダウン金物

柱と土台、柱と梁を繋げる金物の柱頭柱脚金物

筋交いと柱を繋げる金物の筋交い金物

梁と梁を繋げる羽子板ボルト

同じく梁と梁をつなぐ短冊金物、プレート金物

梁と母屋束、母屋束と母屋をつなぐカスガイ

垂木を母屋に留めるタルキック

などなど、たくさんの金物の種類があります。

ホールダウンアンカーとホールダウン金物

柱と土台をつなげる金物

デコボコのボルトが異形ホールダウンアンカーボルトです。

表面がデコボコになることで、基礎コンクリートへの定着長さがが短くなります。

ホールダウン金物

柱と柱、又は柱と梁をつなぐ金物

柱頭柱脚金物

柱と土台、柱と梁をつなげる金物

筋交い金物

筋交いと柱を固定する金物

羽子板ボルト

梁同士をつなげる金物

金物については、設計士や工務店によってメーカーの違いはありますが、耐力は、同じようなものです。

新築 木造住宅 構造用金物で通し柱が不要に?

最近は、構造塾というところで構造を勉強しているのですが、

『ぇっ!?そうなの!?』

と、思うことがありました。

建築基準法では、

「二階以上の建築物の隅柱又はそれに準ずる柱は通し柱としなければならない。しかし、柱の接合部を通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した場合は、通し柱としなくても良い。」とあります。

最近の家の通し柱はどうなっているのかと言いますと、

四隅の柱は、ほぼ通し柱になっています。

通し柱にすることが問題なのではなく、実は、建築基準法上の最低限のことしていることが少し問題があるのです。

通し柱は、120ミリ角になっている場合が多いのですが、ここに少し問題があります。

通し柱ということは、隅柱になっていることが多いです。

隅柱で通し柱ということは、そこへ梁と桁が差し込まれることになります。

二方向から差し込まれてもその差し込まれる部分の通し柱の欠損がとても大きくなってしまうのです。

これが三方向からの差し込みともなると、その欠損はさらに大きくなります。

それで昔の家は大黒柱や中黒柱、小黒柱があったんですね。

私が以前住んでいた東海地方の三河地方では、通し柱は最低150ミリ角でした。

そもそも普通の柱が120ミリ角でした。

それでは、通し柱はどうしたら良いのかというと、120ミリ角を欠損させるのではなく、通し柱はやめて、普通の長さの柱を立てて、一階と二階の柱を金物でつなぐというと方法を取ります。

この方が通し柱を120ミリ角にして欠損を作るよりも、建物としては強くなります。

新築 木造住宅 通し柱をつなぐ金物は?

通し柱をなくして、一階と二階の柱を金物でつなぐ場合は、どんな金物を使うのでしょうか?

その金物は、ホールダウン金物になります。

ホールダウン金物はこれ

120ミリ角の通し柱をするのではなく、ホールダウン金物で一階と二階の柱をつないであげてください。

新築 木造住宅 構造用金物はどうやって決めるの?

木造住宅の構造用金物は、柱の上と柱の下にかかる引っ張り力を計算して決めます。

その引っ張り力のかかる大きさによって金物の種類が選定されます。

ですから、25KNの場所には25KN用の金物を取り付けます。

ホールダウン金物のゴツいものが付いているところは、大きな引っ張り力がかかるのだと思って見てみてください。

建物の四隅や筋交いの周りには比較的大きな金物が付いていると思います。

大きな引っ張り力がかかるということです。

新築 木造住宅 構造金物まとめ

新築の木造住宅の構造金物は、ちゃんと計算されて、その場所にかかる引っ張り力に合った構造用金物が取り付けられます。

通し柱に最低限の120ミリ角を使う場合は、120ミリ角の通し柱にするのではなく、金物を使って普通の柱を通し柱の代わりにしてください。

最近は、中間検査で建築確認機関と瑕疵保険の両方で金物のチェックを行うので、設計時に金物の選択を間違わなければ、よほどのことがない限りは、金物に問題はないと思います。

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