Q値とは?その2 Q値の計算について
Q値計算
Q値とは、家全体の熱の逃げやすさの指標になります。
Q値の定義は、
『建物の内部と外気の温度差を1℃としたときに、建物内部から外部へ逃げる時間当たりの熱量を床面積で割った数値』です。
Q値の単位
単位は、
『W/㎡K』
『内部から外部へ逃げる熱の速さを床面積で割った数値』です。
Q値(熱損失係数)= 総合熱貫流率 / 床面積
総合熱貫流率=貫流熱損失+換気熱損失
『総合熱貫流率=屋根・天井から逃げる熱+壁から逃げる熱+床から逃げる熱+窓から逃げる熱+換気で逃げる熱』です。
高断熱にするという事は、屋根・天井、壁、窓、床、換気から逃げる熱を少なくするということになります。
Q値の計算はどうするの?
昔はQ値を手計算していたそうです。
おそらくとんでもない手間だったのではないかと思います。
現在は、いろんなソフトが出ています。
ですから、必要な数値を入力するだけで良いようになっています。
ところが、現在は申請で使われる数値がUA値なので、計算される数値はUA値です。
Q値を計算するソフトが少ないので、当然ですが、Q値を計算している設計士や工務店は少ないです。
今現在の住宅建築業界の状態で考えるとUA値でも計算しているだけまだマシな方ですが、本来はQ値で計算するのがベストだと思います。
私が所属する新住協では、QpexというソフトでQ値を計算しています。
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