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地球温暖化について調べてみた結果

    
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地球温暖化について調べてみた結果

2020年の8月は連日の猛暑で、場所によっては40℃を超え各地域の最高気温を更新したというニュースが毎日のように飛び交っていました。

また、海水温の上昇により台風の勢力や進路が例年と大きく異なるなどのニュースが報じられています。

 

このようなニュースとセットのように報じられるのが地球温暖化です。

地球温暖化についてはさまざまな意見がありますが、本当に二酸化炭素排出量の増加により地球温暖化が進行しているのでしょうか?

 

この記事では、地球温暖化について次の内容を紹介します。

 

  • 地球温暖化とは
  • 地球温暖化の原因
  • 地球温暖化による影響
  • 地球温暖化の現状と対策
  • 地球温暖化が嘘と考えられる理由

 

専門家の中でもさまざまな考え方のある地球温暖化ですが、その中のいくつかについて確認していきましょう。

 

地球温暖化とは

まずは地球温暖化という言葉の定義を、改めて確認します。

地球温暖化とは、地球全体の平均気温が上昇している現象を指しています。

 

地球温暖化原因

今現在の世の中で多くの方が思っていいる情報では、地球温暖化の原因として挙げられているのが、大気中に含まれる温室効果ガスの増加です。

大気中に含まれる温室効果ガスの濃度が高いことで、太陽光による熱や地表面で発生した熱が、宇宙へと放出されにくくなり地表面に向けて跳ね返されてしまいます。これが地球温暖化の原因と言われています。

 

二酸化炭素

温室効果ガスは二酸化炭素が代表的ですが、メタンや一酸化二窒素、フロンガスが含まれています。

特に私たちが生活している中で身近にある二酸化炭素の影響が大きく、人間活動によって発生する温室効果ガスの中で二酸化炭素が約65%を占めています。

 

二酸化炭素は森林伐採や土地の利用状況が変化することにより、植物が吸収する二酸化炭素量が減少することによって大気中の二酸化炭素が増加しています。

また、人類の活動によって消費される石炭や石油などの化石燃料によって、二酸化炭素が排出されています。

 

地球温暖化に対して対策をしていくことを考えた場合、現在は多くの場合二酸化炭素の排出をいかに減らし、植物を増やして吸収してもらう二酸化炭素をどう増やしていくか?ということが一般的になっています。

 

地球温暖化の影響

地球上で生じているさまざまな変化の原因が、地球温暖化の影響で生じていると言われています。

これらは深刻な問題となっています。

 

世界的には地球温暖化により極地の氷が溶けることで海面が上昇し、海抜の低い国・地域が海に沈んでしまうことが懸念されています。

また、海面の上昇により生態系への影響や、台風による高波の被害が大きくなることも想定されます。

 

また、降水量が減ることで中近東やアフリカなどもともと雨が少なく生活用水の確保が難しかった地域で、さらに確保するのが難しくなり生命に関わる危険性が出てくる可能性があります。

 

農作物や生態系、また私たちの生活に対しても大きな影響が想定されており、今までと同じような生活環境を維持できないかもしれません。

食糧問題や今までには無かった病気が蔓延するなど、リスクが上昇する可能性が高いです。

 

地球温暖化の現状と対策

 

このように、特に二酸化炭素を中心とした温室効果ガスの増加による地球温暖化は既に大きな影響を地球上に及ぼしているという情報が拡散されています。

 

地球温暖化に対しては、世界各地で二酸化炭素の排出量削減を中心にさまざまな対策が行われています。

 

地球温暖化対策 日本

日本では地球温暖化対策計画を立て、それに基づいてさまざまな関係者が協力しながら対策を行っています。

大きな2つの目標を立てています。

  • 2030年度までに2013年度比で26.0%の水準にすること(中期目標)
  • 2050年までに80%の温室効果ガスの排出削減を目指す(長期目標)

 

これらの目標を達成する為に、環境省が中心となってさまざまな部門が対策に取り組んでいます。

その中から、いくつか紹介します。

 

産業部門(製造事業者等)

二酸化炭素の元となる炭素の削減を実現するための低炭素社会実行計画に取り組んでいます。

また、主に使われる火力発電による温室効果ガスを減らすために、エネルギー管理も取り組んでいる課題の一つです。

 

家庭部門

住宅の省エネ対策として、新築建造物省エネ基準適応義務化や既存住宅の断熱回収に取り組んでいます。

また、スマートメーターを利用して、家庭で使用するエネルギーの管理を徹底することなども、取り組みの一つとして進められています。

 

エネルギー転換部門

日本で作られているエネルギーの多くが火力発電を主としています。

火力発電は化石燃料を使用するため温室効果ガスを多く輩出し、これらを再生可能エネルギーへ転換していく方向で検討が進められています。

転換と同時に、すぐには置き換えができない火力発電の効率を高める施策も必要不可欠です。

 

地球温暖化対策 世界

世界規模で行われている地球温暖化対策として代表的なものは、SDGsとパリ協定です。

 

SDGsは持続可能な開発目標と呼ばれ、先進国だけではなく途上国も含め国連に参加する全ての国に適用される点が特徴的です。

SDGsは幅広い分野にわたって制定されていますが、その中の環境関連の項目として、地球温暖化に対する対策が記載されています。

 

パリ協定は、国連気候変動枠組条約締約国会議において合意されました。

こちらもすべての国に適用される、包括的で長期にわたって永続的に取り組んでいくものです。

5年毎に世界全体の取り組み状況を検討する仕組みが作られ、各国が目標を立てて温室効果ガスの削減に取り組んでいます。

 

これらの取り組みに対して個人個人の取り組みとしては、冷暖房の設定温度をいつもより1度だけ緩和したり、使っていない電源プラグを抜くなどの地道な取り組みが重要です。

 

地球温暖化本当の原因

一方で、地球温暖化の原因は二酸化炭素を含む温室効果ガスの影響ではないという考え方もあります。

他の説として代表的なものが、自然変動やミランコヴィッチサイクルです。

 

自然変動

地球温暖化には人間の活動によるもの以外にも、自然変動によるものが含まれています。

正しく地球温暖化の影響や、その対策による効果を判定する為には自然変動による影響を差し引いて考えなければいけません。

 

しかし、自然変動による影響を正しく見積もること自体が難しく現在でもさまざまなモデルが提唱されています。

中には、1970年から2000年までに生じた地球温暖化のうち半分は自然変動によるものといった研究結果が公表されています。

実は、二酸化炭素による地球温暖化の影響はとても小さなものになります。大気の中でも温暖化に一番影響を及ぼすものは、水蒸気になります。温暖化の95%は、この水蒸気によるものです。

これは曇りの時に気温が上がることからも体感して頂けると思います。

晴れの日は、天空放射という言われる現象が起きるので、気温はとても下がってしまいます。

詳細は、『正しく知る地球温暖化』赤祖父 俊一先生著をお読みいただければと思います。

先生の本の中では、二酸化炭素の増加は、温暖化の後から起こることが南極の氷の調査から分かっています。

地球温暖化は、自然変動により起こっているという事になります。

図は、地球平均気温の変化と、北極圏の気温の変化と、石炭や石油、天然ガスの使用による炭酸ガスの大気への排出量のグラフです。

『正しく知る地球温暖化』より

 

ミランコヴィッチサイクル

 

ミランコヴィッチサイクルはセルビアの地球物理学者ミルティン・ミランコヴィッチが提唱した仮説で、次の三つの要素が地球の機構に影響を与えるとしたものです。

 

  • 地球の公転軌道の離心率の周期的変化
  • 自転軸の傾きの周期的変化
  • 自転軸の歳差運動

 

実際にこれらによって地球に入り込む日射量の分布と季節変化、また海水温の調査によってその仮説を裏付けました。

 

ミランコヴィッチサイクルの周期は約10万年で現在の地球温暖化は、このサイクルの中で気温が上昇している過程にあるという考え方もあります。

 

地球温暖化 嘘

このように地球温暖化に対してはさまざまな考え方が、それぞれの立場から提唱されていますが、中には地球温暖化は嘘だと主張する人もいます。

 

地球温暖化は起きているが、原因が二酸化炭素ではないという人の主張としては、次のようなものが挙げられます。

 

縄文時代は今より気温が高かった

実は日本の縄文時代に当たる7千年前から9千年前にかけて、現代よりも急激な気温上昇を経験しています。

恐らく現在想定されているものよりもずっと大きな影響を受けたはずですが、詳細はわかっていないことも多いです。

 

文明が発達し、人間が化石燃料を多く使用したりその他の活動によって二酸化炭素を多く排出していることが原因とされている現在の地球温暖化よりもずっと大きな変動はなぜ起こったのでしょうか?

 

縄文時代には化石燃料を積極的に使うような文化はなく、恐らく現代よりも二酸化炭素を吸収する植物は多く生息していたはずです。

 

こう考えると、現在の人間の行動によって地球温暖化が進行しているという説は、実はまったくの嘘で地球温暖化には繋がっていないと考えられます。

 

二酸化炭素は気温が上がったから増えている

地球温暖化は温室効果ガスである二酸化炭素が増加したことで引き起こされているというのが、世の中で広く知れ渡っている考え方です。

これは温室効果ガスの増加と平均気温の増加に相関関係があるように見えることから、そう言うことも可能です。

相関関係があるという部分だけを切り取ってみると、実は何らか他の要因により気温が上昇していることが原因で二酸化炭素が増加していると考えることもできます。

先ほどもご紹介しましたが、赤祖父 俊一先生の本の中では、二酸化炭素の増加は、温暖化の後から起こることが南極の氷の調査から分かっています。

そうであれば、地球温暖化は、自然変動により起こっているという事になります。

このあたりの詳細に関しましては、

『正しく知る地球温暖化』赤祖父 俊一先生著をお読みいただければと思います。P58をご覧ください。

 

 

地球温暖化 まとめ

地球温暖化は世界規模で取り上げられている人類にとって大きな課題であり、世界中で協力しながら進行の鈍化や解決を目指している事象です。

その原因についてはさまざまな研究が行われておりさまざまな意見がありますが、二酸化炭素を中心とした温室効果ガスが原因とされる考え方が一般的になっています。

パリ協定やSDGsなど世界中の国が協力する枠組みも作られました。

日本でも中長期の目標を立て、その達成に向け各分野で二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みが進められています。

特に産業界やエネルギー業界では大きな動きがあります。

自然変動の範疇や、人間の行動とはまったく関係ないという見方もありますが、私たちが行動を変えることで子孫が異常気象と呼ばれる状況に遭遇する可能性を減らせるのであれば、十分取り組む価値はあるのではないでしょうか?

というのが、今現在の一般的な内容です。

ところが、世界の二酸化炭素排出国である、中国とアメリカは二酸化炭素削減の活動には参加していません。

中国とアメリカで60%の二酸化炭素を排出しています。

ちなみに日本の排出量の割合はわずか3.3%です。

この3.3%を20%削減したところで、世界的な排出量への影響は本当に微々たるものです。

それを日本企業が必死になって経済活動を犠牲にしながら、取り組む必要があるのでしょうか?

二酸化炭素地球温暖化対策に関しては、そこへ取り組むかどうかという問題もそうですが、二酸化炭素による温暖化が本当に起きているのかどうかという事をしっかりと確認する必要があると思います。

 

 

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