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アスベストを含む解体工事の費用が恐ろしい!

  
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アスベストを含む解体工事の費用が恐ろしい!

最近、私たち建築業界の中でとても話題になっているのが、アスベスト、石綿です。

解体工事をする前に、アスベストが含まれているかどうかを調べることが必要になり、その検査費用も馬鹿になりませんが、アスベストが外壁の塗装材などに含まれていると解体費用がとんでもない事になるようです。

このブログでは、昨今建築業界を騒がせている、このアスベストについてお話ししたいと思います。

アスベストとは

『アスベストとは石綿の事で、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で、肺線維症や悪性中皮腫などの健康被害があります。

石綿は、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が吸入してしまうおそれがあります。

石綿による健康被害は、石綿を扱ってから長い年月を経て出てきます。

石綿を扱う機会が多いことになる労働者は、定期的に健康診断を受けることをお勧めします。』

という風に厚生労働省のQ&Aにも書かれています。

昔、防火の材料としてアスベストが使用されていたのですが、そのアスベストが原因で中皮種になるという健康被害が出てから、アスベストは使われなくなりました。

アスベストはどんなものに含まれているのか?

・屋根材
・屋根用化粧スレート
・外装材
・窯業系サイディング
・スラグ石膏板
・パルプセメント板
・押出成形セメント板
・スレートボード
・スレート波板
・けい酸カルシウム板
また、石綿含有屋根材、石綿紙、石綿セメント管、石綿パイプ、石綿含有ボード、石綿パッキング、ガスケット、石綿織物、布、ひも、テープ、リボンなどもあるそうです。

アスベストにはレベルがある

アスベストのレベルは、アスベスト含有建材の発じん性によって分類されます。

アスベストのレベル1、レベル2、レベル3とあります。

アスベストレベル1

レベル1は、最も飛散性の高いアスベスト含有建材で、建築基準法で規制されている吹付けアスベストなどがこれに分類されます。

レベル1の主な建材の例として、アスベストとセメントを混ぜ合わせたもので、屋根裏などにモコモコと吹き付けてある「アスベスト吹き付け材」やロックウールの中にアスベストを混入した「石綿含有ロックウール吹き付け材」が挙げられます。

レベル1の主な使用箇所は、主に耐火建造物の梁や柱、エレベーター周り、ビルの機械室や立体駐車場の天井や壁などに使用されています。

アスベストレベル2

レベル2は、配管などに巻き付けてある保温材や断熱材として利用されているものが一般的です。

レベル1よりも飛散のリスクは少ないものですが、アスベストの密度が低く軽いものが多いため、崩れてしまうと大量に飛散する恐れもあります。

アスベストレベル2の主な建材の例として、配管などに巻き付けてある保温材や断熱材が挙げられます。

アスベストレベル3

レベル3は、発じん性が比較的低いアスベスト含有建材が該当します。

レベル3の主な建材の例として、アスベストが混ぜられてある硬い床材や壁材(スレートやビニル床タイルなど)が挙げられます。

レベル3の主な使用箇所は、屋根材や外壁材、天井・壁・床などの内装材、ビニール床のタイルに使用されています。

アスベストレベルの違いによる解体作業の違い

アスベスト含有建材の解体工事においては、レベルによって解体方法が異なります。

レベル1の場合、囲い込み工法や封じ込め工法を用いることが一般的です。

レベル2の場合、配管ごと取り外すなどの方法が用いられます。

レベル3の場合、一部届け出が不要であったり、場合により解体に関しても囲い込みまでしなくても大丈夫だったりします。

アスベストレベル1が含まれる解体費用がエグイ

アスベストレベル1が含まれるかいたい費用の場合、解体作業がとても大変になり、その費用は普通の木造住宅の解体費用が180万円程度であれば、その倍は覚悟しておく必要があります。

私が聞いた話しでは、1000万円かかったという話しも聞いています。

綿状になって、構造に吹き付けてあるものに関しても建物の外部にアスベストが漏れないように処理しないといけないですし、外部の塗装にアスベストが入っていれば、塗装を溶剤で溶かして飛散しないように除去するなど、とても手間のかかる除去作業が必要になります。

またアスベストは処分場も決まった場所での処分になるので、処分費用もとても高くなります。

アスベストの解体まとめ

少し前から解体工事にアスベストの調査が必須となりました。

それにより、解体費用がとてつもなく高くなる可能性が出てきてしまいました。

これからは、建物の解体をされるときには、アスベストが検査で含まれるとされた場合には、解体工事がとても高額になるかもしれないという事を頭に入れておく必要があります。

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