災害と瓦屋根
台風21号、また他の災害の後に私が思った屋根材の選び方
今回の台風21号は、凄かったですね。大丈夫でしたか?
私が経験した中でもかなり強い台風でした。
風で家が揺れてました。
ちなみに私が住んでいる建物は鉄骨の4階建てです。
先日の地震ほどでなくとも、かなり揺れていました。
風でこんなに家が揺れるのは初めての体験だと思います。
自然災害で屋根瓦がズレる理由
先日の大阪の地震では、瓦屋根の家がたくさん被害を受けました。
瓦屋根と言いましても、古い葺き方をしていた瓦屋根です。
昔の瓦屋根は、瓦を載せるのに土を引いて、その上に瓦を葺いていきます。
土の上に載せて、瓦をコンコン叩きながら高さを合わせて葺いていきます。
そうして屋根の一番高いところを棟と言いますが、棟はノシ瓦という瓦を何段にも重ねて葺いて一番上に断面が半円のような瓦を葺いて終わりです。
この葺き方は、屋根の下地に何かで留めつけるということがないので、強烈な風が吹くと瓦が飛んでいってしまうことがあります。
最近の地震、大雨、台風で、被害を受けているのが、この葺き方の屋根だと思います。
土葺きの場合は、地震で瓦がズレるという事が起こるのですが、一番被害が多かったのが、棟が崩れるという事です。
ですから、今回の地震で被害にあった家には家のてっぺんにシートを張った家が多かったと思います。
それでは、瓦屋根の家がみんな災害に弱いのかというとそうではなく、瓦の葺き方も最近の葺き方で葺いている家の屋根は特に問題なかったと思います。
最近の瓦の葺き方
最近の瓦屋根は、屋根の下地の上にアスファルトルーフィングを張り、その上に瓦を留める桟木を打ちます。
そして、その桟木に瓦を引っ掛けて、その上ビスで留めていきます。
ですから、瓦が飛んでいくことはほとんど無いと思います。
ですから、屋根を瓦で仕上げる場合は、新しい葺き方で仕上げることをオススメします。
実は、伝統的な工法などの家では、まだ土を使った葺き方をしている場合があります。
それはそれで、伝統的な技術の継承のためにも必要だと思います。
しかし、一般的な住宅の場合には、やはりメンテナンス費用も少なくてすむように、新しい工法の葺き方をオススメします。
災害に強い瓦の葺き方を参考にしていただければと思います。
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屋根にもいろんな種類があり、それぞれに特徴があります。
その特徴について知って頂けたらと思います。
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