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吹き抜けはおしゃれですが、弱点も多い

    
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吹き抜けはおしゃれですが、弱点も多い

吹き抜けはおしゃれですが、弱点も多い

「吹き抜けって憧れるよね。でも、あれって本当に家の強度とか大丈夫なのかな?」

「小さい頃から吹き抜けのある家に憧れていたんだ!自分で家を建てる時は、絶対吹き抜けリビングにする!」

新しく家を建てるとき、吹き抜けのあるリビングや吹き抜けの玄関を理想とする人は多いのではないでしょうか?一方で、吹き抜けのデメリットを心配する人もいます。

吹き抜けはテレビドラマや映画、アニメなどで良く使われますし、高い天井は魅力的です。一方で、実際に生活するとなると多くの人がデメリットに感じる点も多くあります。

この記事では、吹き抜けに関する次のような点を紹介していきます。

  • 吹き抜けを取り入れることによるさまざまなメリット
  • 憧れだけで取り入れると失敗するデメリット
  • 吹き抜けは新築時だけでなくリフォームでも作れるか?
  • 吹き抜けのデメリットを緩和する工夫

憧れの吹き抜けを導入しても、いいところだけ見ていて後で後悔するのは嫌ですよね。この記事を読めば吹き抜けのメリットを再認識すると共に、事前にデメリットを把握し、解消するような工夫を知ることができます。

きちんと知識をつけて、理想の住宅に近づけていきましょう。

吹き抜けとは

改めて、吹き抜けがどのようなものか確認しておきましょう。

吹き抜けは複数階回にまたがる連続した空間のことで、住宅以外だと大きな会社やホテルのエントランスホールなどがあります。また、住宅の場合には、玄関や階段、リビングに採用されることもありますね。

定義自体はとてもシンプルですが、その種類はさまざまで、仕様を決める為にも考えることが多くあります。

  • 吹き抜けを導入する場所
  • 吹き抜けの広さ
  • 窓の位置や大きさ
  • 他の空間とのつながり
  • 照明の種類と場所
  • 柱の場所と数、太さ

このような点を検討する必要があり、多くの場合実用上のメリット・デメリットに繋がってきます。定義はシンプルですが、導入するのは少し大変そうですね。

吹き抜けのメリット

まずはふくぬけのメリットを確認していきましょう。理想的なデザイン、かっこいい、オシャレといったことは思いつきますが、他にも多くのメリットがあります。

  • おしゃれな空間を作れる
  • 明るい空間を作れる
  • 暖かい空間を作れる
  • 広く感じられて開放的
  • 家族との繋がりが強くなる

それぞれ確認していきましょう。

おしゃれな空間を作れる

吹き抜けといえば、まずイメージするのが「おしゃれ」という印象ではないでしょうか?

吹き抜けがない場合には実現が困難な高い天井に、開放的な空間。

後は、気の利いた照明やこだわった家具を置いてあげれば、それだけで非日常を感じられるおしゃれな空間を作りあげることができます。

高級ホテルや、豪邸にあるイメージで、その印象がおしゃれに感じさせてくれますね。

また、壁面や天井の一部にアクセントクロスを入れることで、吹き抜けのあるおしゃれな空間がまるでドラマに出てくる部屋のように、ランクアップしてくれます。

アクセントクロスを選ぶのは簡単ではありませんが、悩む場合にはシンプルなデザインで他の壁面と色の差をつけたものを選びましょう。

もし冒険したデザインを取り入れたい場合には、事前にシミュレーションをし、インテリアコーディネーター・インテリアデザイナーに相談すると、後悔する可能性をグッと抑えられます。

明るい空間が作れる

吹き抜けを作ると、壁面が高くなる為思い切った大きさの窓を導入することが可能です。

また、大きな窓を導入しなくても2階の高さにある窓から入りこんだ光が、1階まで広く広がってくれるので、明るい空間が作れます。

家の中にいても、外にいるかのような開放的な雰囲気を作り出せるので、リラックスした時間を過ごせるでしょう。特に春や秋の晴れた日は最高ですね。

暖かい空間が作れる

光を潤沢に取り入れることができるため、その分太陽光のエネルギーで部屋を暖かく保つことが可能です。

晴れた日には暖房無しでも過ごせるくらいの暖かさを得られる日もあるでしょう。

また、温度の暖かさだけでなく、照明デザインの幅が広がりますので、工夫次第では暖かみのある落ち着いた空間を演出することも可能です。

広く感じられて開放的

住宅を建築する場所によっては、床面積を広く取れない場合もあります。

そんな時に少しだけでも吹き抜けを取り入れることによって、視野が広がります。

実は床面積で見るとそれほど広くない空間なのに、思ったよりも広く感じられて、開放的な印象をもたらすことが可能です。

家族との繋がりが強くなる

おしゃれで開放的な空間を構築することで、そこには人が集まってきます。

自然と家族で過ごす時間が長くなるので、家族のつながりを強くできます。

また、開放的な空間は声を届けてくれるため、家族をより身近に感じることが可能です。

普通であれば2階には声が届きにくいですが、吹き抜けのおかげで簡単に声を届けることができるのは、魅力的ですね。

このように、吹き抜けを取り入れることは単におしゃれな空間を作り出すだけでなく、大きなメリットがあります。

吹き抜けのデメリット

吹き抜けには魅力的なメリットがある一方で、残念ながら多くのデメリットもあります。

場合によっては、1つのデメリットですべてのメリットを帳消ししてしまうように感じる人もいるでしょう。

事前に把握しておくことで、後悔を避けたいですね。

吹き抜けのデメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 上層階の床面積が狭くなる
  • 窓の位置によってはカーテンが設置できない
  • 窓の位置によっては窓の掃除ができない
  • キャットウォークが必要になる
  • 寒くなりやすい
  • プライベートな空間を作りにくい
  • 構造的に弱くなりやすい

項目として挙げただけでも、気になる点は多くあるのではないでしょうか?それぞれ、もう少し深堀して確認していきましょう。

上層階の床面積が狭くなる

ここは言わずもがなですが、吹き抜けにした部分は上層階から見ると床が無くなっています。

吹き抜けが無ければ使えたはずのスペースが使えなくなってしまいますので、居住スペースが狭く感じる場合もあるでしょう。

もともと十分な面積を持っているか、実際に生活していても狭さを感じないレベルの抜き抜けに抑えた際に、デザインやその他目的とのバランスが取れるのか、じっくりと検討が必要ですね。

カーテンが設置できない

吹き抜けの高い所から日光を取り入れたり、夜に星を見れるようにする為には、かなり高い位置に窓を設置する必要があります。

そうすると、カーテンを設置しても簡単に開け閉めできません。

もし電動カーテンなどにすれば開け閉めはできますが、その分コストが大きくかかってしまいますし、デザイン的にせっかくおしゃれな吹き抜けの雰囲気を壊さないか?という点が心配になってきます。

窓の掃除ができない

同様に高い位置に窓があると、窓掃除が大変です。

日常の掃除ではできないので長い脚立を持ち込んで危険覚悟で掃除をするか、もしくは業者さんを依頼して、お金を払ってお願いする必要があるでしょう。

掃除にそこまでかけなければいけないの?と感じるかもしれませんが、おしゃれな空間を保つためには掃除は必要不可欠です。

キャットウォークの設置が必要

吹き抜けをどう配置するかにもよりますが、窓を清掃する為だったり、吹き抜けの手前と奥を行き来する為には、吹き抜けの間を通す通路が必要になります。

その場合、キャットウォークを設置するのが一つの案です。

キャットウォークを設置した場合、その部分は床があることになるので見栄えが悪くなったり、日当たりが悪くなってしまうことがあります。いずれも一長一短があるので、簡単には決められませんね。

寒くなりやすい

メリットの方で、暖かくなりやすいと紹介しましたが、一方で日光が入ってこないような状態では吹き抜けのある居住スペースは寒くなりがちです。そもそも空間が広いので暖房の効きも悪いのですが、暖かい空気は高い所にたまる性質があり、吹き抜けがあると居住スペースまで暖かい空気で満たすにはかなり時間がかかります。

また、上層階の冷たい空気は吹き抜けの下に流れ込んできますので、吹き抜けがない場合に比べるとかなり寒くなる可能性があります。

この寒くなりやすいというデメリットに関しては、家全体の断熱性を高めることで解決できる可能性があります。

そもそも寒くなりやすいのはどこからか隙間風が入ってくるからです。高気密・高断熱の家を作っておけば、吹き抜けがあったとしても寒くなりにくいでしょう。

また、全館空調を導入するというのも一つの手ですね。もちろん高断熱とセットの方が効果的です。

プライベートな空間を作りにくい

こちらもメリットで紹介した、声が聞こえやすく家族との繋がりが強くなる。

という点の裏返しになります。声が吹き抜けに響いて聞こえやすくなりますので、プライベートを確保しにくくなってしまいます。

おしゃれさと憧れだけで作ってしまうと気になってしまう可能性があるので、デメリットの一つとして把握しておきましょう。

構造的に弱くなりやすい

吹き抜けを作ってしまうと、本来であればそこにあったはずの柱や壁が無くなってしまいます。

設計計算上は問題ないレベルかもしれませんが、同じ広さの家で吹き抜けがない場合と比較すると弱くなるので、万が一の自体が起きた場合、作らなければ良かったと後悔する可能性もあります。

多少見栄えを犠牲にしても柱を1本追加するとか、他の部分で強度を確保出来るような工夫をする必要が出てくるかもしれませんね。

吹き抜けはリフォームでも作れる

既に住宅を建築済みで諦めてしまっている人もいるのではないでしょうか?

実は、吹き抜けは既に建築済みの住宅をリフォームすることでも実現可能です。今ある天井を吹き抜けにリフォームするというと、本当に実現できるのか不安ですよね。

大きな問題としては、吹き抜けを作りたいエリアに柱や梁がある場合です。

住宅の重要な構造部分なので、簡単に撤去することはできません。

代わりに柱を入れたり、構造上の問題がないような対処をした上で吹き抜けを作る必要があるため、工事は大掛かりになります。その分、時間も費用も大きくかかってしまうことを覚えておきましょう。

もし構造上の重要な部位が関わっていなかったとしても、吹き抜けを作りたい2階部分が居住スペースだった場合には家具や荷物を移動し、壁や天井を壊す必要があります。柱を作り直すほどではありませんが、大規模な工事になります。

リフォームのプランも業者によって変わってくる可能性があり、それによって工事期間や必要な費用も変わってきます。

複数の業者に相談して見積もりを取って比較した方が良いでしょう。

今まで自分たちが住んでいた住宅のリフォームだけでなく、もちろん中古で買った物件をリノベーションする際にも吹き抜けを作ることはできます。

特に、立地は良いけど間取りがあまり気に入らない物件が合ったとしても、大規模なリフォームをできると知っていれば、検討する候補が増えますね。

理想的な生活に近づけられる選択肢となります。

逆に、新築時に作った吹き抜けを失くして天井を作ったり上層階部分を部屋に作り変えることも可能です。

こちらの場合には構造上の強度が下がってしまうような心配もないため、新しく吹き抜けを作る場合に比べると実現しやすいですね。

いずれの場合にも実際にリフォームしなかったとしても、こうして吹き抜けを新たに作ったり、なくしたりすることができると知っておくことが重要です。

いざという時の選択肢を広げられます。

吹き抜けのまとめ

おしゃれな印象のある吹き抜けは、光の取り入れや開放的な雰囲気など数多くのメリットがあり、憧れる人が多いです。

一方で、寒くなりがちで暖房費が高くなったり、窓の掃除がしにくかったりとデメリットに感じられる点も多いです。

寒さに関して言えば、冷気が外部から入ってこないようにする断熱住宅であれば、解決が可能です。

メリットデメリットの両方を把握した上で、上手くバランスが取れるように判断していきたいですね。

また、吹き抜けは新築時だけではなくリフォームでも実現できます。

もちろん大がかりな工事になるので、期間も費用もそれなりにかかってしまいますが、理想の住まいを実現する選択肢の一つとして知っておきましょう。

どちらの場合であっても、納得した住まいが実現できるように吹き抜けに関して知識を付けておくとよいですね。

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