エネルギーについて
エネルギー
私たちが快適な生活を過ごす為に必要なものとして、動力源・熱源・光源があります。
これらの元になるものが『エネルギー』になります。
『省エネ』とは、動力源・熱源・光源を使わないということになってくるのでしょうが、全く使わないということになれば、様々な不便が出てきます。
そこで、住宅内で必要になる動力源・熱源・光源をどの様なものでまかなうべきか、またそれをできる限り効率よく使える設備はどういうものなのかをしっかりと考える必要があります。
そうすることで、生活する上でのランニングコストを少なくすることができます。
エネルギー資源
エネルギー資源
エネルギー資源とは、自然界に天然の状態で存在するエネルギーのことです。
枯渇性エネルギーと非枯渇性エネルギーとに分類できます。
枯渇性エネルギー
枯渇性エネルギーは、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料とウランなどの核燃料に分かれます。
化石燃料と核燃料では、エネルギーを取り出す方法が異なるため、同じ枯渇性エネルギーであっても扱いが違ってきます。
非枯渇性エネルギー
非枯渇性エネルギーとは、再生可能エネルギーのことで、太陽・水力・風力・地熱・バイオマスなどです。
一次エネルギーと二次エネルギー
一次エネルギーと二次エネルギーについて説明します。
一次エネルギー
一次エネルギーとは、エネルギー資源です。
現在では、一次エネルギーに占める再生可能エネルギーの割合は極めて少ないことから、『1次エネルギー ≒ 枯渇性エネルギー』と考えてもよい様です。
枯渇性エネルギーの分類を加えて書けば、『1次エネルギー ≒ 化石燃料+核燃料』となります。
二次エネルギー
二次エネルギーとは、一次エネルギーを利用しやすいように転換・加工したものです。
電力・灯油・都市ガス・プロパンガス・ガソリンなどです。
私たちは、生活する中で2次エネルギーを消費してますが、それに伴い一次エネルギーも消費しています。
省エネルギーとは
省エネルギーと聞くと、私たちが身近で消費する2次エネルギーの消費量を減らすことだと考えますが、国のいう省エネルギーとは、『エネルギー資源の有効活用化』を目指したもので、一次エネルギーの消費量を抑えようとするものです。
平成25年省エネ基準では、1次消費エネルギーの計算ソフトを使い、1次消費エネルギーの計算が必要になってきます。
基準の1次消費エネルギーよりも設計する建物の1次消費エネルギーを削減させることが、必要です。
発電・送電によるエネルギーのロスについて
発電所は1次エネルギーを燃焼させてタービンを回すことにより発電させています。
発電所において、1次エネルギーが電気なった際に約40%をロスしています。
元の燃料の60%しか電気にならないということです。
これを変換効率といいます。
ちなみに太陽光発電は20%程度です。
ヒートポンプ
ヒートポンプとは、空気を圧縮したり膨張させたりして、そこから熱を取り出す技術です。
圧縮や膨張にはエネルギー(電力)が必要ですか、うまく効率を高めるとその投入以上の熱エネルギーを取り出す事ができます。
エアコンやエコキュートにおいてこの技術が使われています。
投入エネルギー(電力)に対する取り出せる熱エネルギーの比を『COP』と呼びます。
うちのヒートポンプ
お掃除ロボが付いているので、大丈夫かと思い、ほとんど掃除してなかったのですが、汚れ方が尋常ではありませんでした。
何がどうお掃除ロボなのか、全くわかりません。
もっと簡単に掃除できるシンプルな方が良いと思いました。
COP
投入エネルギー(電力)に対する取り出せる熱エネルギーの比を『COP』といいます。
小さなエアコンでは、COPが6を超えるものもある様です。
COPが6という事は、簡単に言うと、電力が1で6の熱エネルギーが得られるということです。
電力は1MJの電気を作る際に化石燃料
を2.71MJ消費します。
ですが、高効率のヒートポンプを利用することで、効率の悪さを逆転する事ができます。
ヒートポンプ設備を活用したオール電化住宅であれば、環境に優しい家になる可能性は高くなりそうです。
ヒートポンプ型給湯器のエコキュート
先日施工しましたリフォーム現場。
窓はやっぱりAPW
まだまだYKKのサッシの中でも出荷率が1割超えた程度だそうです。