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イノベストについて調べてみた

    
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イノベストについて調べてみた

高気密で断熱性の高い住宅を建築しようとしている場合、頻繁に開け閉めされ外部との気密性を保ちにくい場所が玄関です。そこで使われる玄関ドアには、単に高い気密性だけではなくデザインや使い勝手の良さなどさまざまな性能が求められます。

高断熱玄関ドアとして売り出されているのが「イノベスト」で、高気密高断熱住宅を建てる場合には、玄関ドアの候補として検討の余地があります。

この記事では、イノベストに関する以下のような内容を解説します。

  • イノベストとは
  • イノベスト採用のメリットとデメリット
  • イノベストの種類
  • イノベストの価格
  • イノベストの競合となる製品

玄関ドアは目に見えるデザインや、開け閉めのしやすさなどを重視して選びがちですがそれ以外の性能にも着目する必要があります。この記事でイノベストが採用に値するのかどうか、判断する参考になると幸いです。

それでは、順番に確認していきましょう。

イノベストとは?

イノベストはYKK APから発売されている高断熱玄関ドアであり、断熱性の高さに加えさまざまな機能を兼ね備えている点から人気の高い製品です。

玄関ドアの断熱性能を向上させることで、温度差が原因で生じる住宅の劣化が起きにくくなり、住宅全体を長持ちさせるのに寄与します。

イノベストにはD50とD70という2種類のラインナップが用意されていますが、それぞれの違いや特徴は別途紹介しますので、ここでは共通の性能や特徴を確認します。

イノベストにはスマートコントロールキーという機能が搭載されているハンドルを選択可能です。スマートコントロールキーとは、自動車のドアと同様に鍵穴に鍵を差し込まなくても、玄関ドアの鍵を開け閉めできるシステムです。

鍵穴が見えないようになっているため防犯性も高く、鍵をカバンに入れておけば玄関ドアのハンドル部分にあるボタンを押すことで鍵の開け閉めが可能です。また、鍵についているボタンを押すことで、ある程度の距離であれば遠隔での開け閉めが可能です。

両手がふさがっているシーンでは、鍵を探して開ける必要がないため便利ですが、従来の玄関ドアに付いている鍵に比べるとコストがかかってしまう点が難点と言えます。もちろん電池がなくなった場合などは、ハンドルを一部外すことで鍵穴を出し、鍵を開けることが可能です。

また、D50とD70でラインナップに違いはありますが、カラーバリエーションやデザインが豊富な点もイノベストの魅力の1つです。ホームページで家の外観の雰囲気と玄関ドアの相性を、デザインを変更しながらシミュレーションできますし、ショールームでドアの実物を確認できます。

家庭で使用するエネルギーを管理するシステムであるHEMSとの連携もできるようになっており、鍵の開閉状況をスマートフォンで確認できるため、出先で心配になってもすぐに確認可能です。

それでは、イノベストのD50とD70のそれぞれについて確認しましょう。

イノベストD50

イノベストD50には玄関ドア枠の構造違いで2つのグレードがあります。また、ガラス部分はトリプルガラスを採用しているので、採光性と高い断熱性を両立している点は魅力的です。断熱パネル自体は70mmとかなり厚めのパネルを使用しています。

形材断熱枠仕様だけでも十分な断熱性を確保していますが、さらに断熱性能を高めるためにアルミカバー付きの樹脂複合枠を取り付けた仕様が用意されており、業界でもトップクラスの断熱性能を誇ります。

イノベストD50 価格

イノベストD50の価格について調べてみました。

イノベストD50の 形材断熱仕様 506 W982 H2330

定価¥484,000.- は、弊社での売価は、¥350,000.-程度になります。

イノベストD50の樹脂複合枠仕様 506 W982 H2330

定価¥494,000.- は、弊社での売価は、¥360,000.-程度になります。

これはドア単体の価格です。他に搬入費などもかかってきます。

イノベストD70

D70は業界トップクラスの断熱性能を実現し、さらに扉の内外には耐候性の高い天然木を採用しているため、デザイン性にも優れています。断熱性はD50よりもD70の方が優れています。

天然木だからこそ実現できる風合いと、高い機能性を両立したこれまでにはなかった玄関ドアとして人気を集めています。天然木を使用する際に心配なのが割れや反りですが、高耐候天然木を採用することに加えて、アセチル化処理をすることで、性能を確保しています。

これにより、一般的な木材よりも約5倍腐りにくく、約4倍反りにくいことが実験的に確認されています。

イノベストD70 価格

イノベストD70 001 W982 H2330

定価¥765,000.ーは、弊社での売価は¥560,000.-程度になります。

イノベストカタログ

イノベストのカタログはYKK APのホームページから確認可能です。ただ、製品がラインナップされているだけでなくそれぞれのデザインの特徴や、メリット・デメリットも一部解説されています。

また、シリーズごとの機能差や性能差も見やすくなっていますので、性能比較をする際には、まずカタログを見てその中で絞り込んでからショールームなどで確認していきましょう。

イノベスト 競合

イノベストの競合として挙げられるのは、玄関ドアを扱っているLIXILのグランデル2と、三協アルミのプロノーバです。それぞれ特徴を確認します。

LIXIL

LIXILの玄関ドアはラインナップが豊富で、グランデル2の他に玄関ドアADとジエスタ2があります。その中でもグランデル2はハイグレードの仕様であり、通常の玄関ドアが40mmの厚さに対して、グランデル2は60mmもの厚さがあります。

これは断熱性の面で有利であり、さらにデザインによって採用されるガラス部にも高性能トリプルガラスを採用しているため、ガラスが多いデザインであっても高い断熱性能を保っています。

もちろんスマートキーもラインナップされていますので、便利に使える高性能な玄関ドアと言えます。

三協アルミ

三協アルミの玄関ドアも、プロノーバに加えてファノーバやラフォースといった製品がラインナップされています。

プロノーバは高断熱玄関ドアとして売り出されており、玄関の断熱性を高めた上で冷暖房をした部屋と玄関との温度差を小さくすることが可能です。また、デザインにも特徴があり、特に重厚感のある落ち着いた玄関を実現したい場合にはおすすめです。

YKK APとLIXILが玄関ドアでは2強体制になっていますが、仕様やデザインが気に入る場合にはプロノーバもおすすめの玄関ドアと言えます。

イノベスト まとめ

高気密・高断熱の住宅を建てる際には、玄関ドアの断熱性にも重視する必要があります。LIXILや三協アルミからも発売されていますが、今回はYKK APから発売されているイノベストを紹介しました。

高断熱ガラスの採用で採光性と断熱性を確保し、鍵を出さなくてもドアを開けられるスマートキーの搭載など、イノベストD50/D70共に性能は十分であり、各機能やデザインのラインナップも豊富です。

D50/D70で断熱性はD70の方が高く、それ以外の機能性には大きな差はありませんがデザインや材質、価格には違いがありますので、状況に応じて好みのデザインを選択すると良いでしょう。

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より高性能の窓が必要になります。
APW330よりも高性能の窓はAPW430になります。
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スギウラ


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