現代商人道
3月11日土曜日は、大御宝の会〜現代商人道〜へ参加して参りました。
開催場所は神戸市中央区北野です。
とても素敵な場所で、神戸三宮から歩いて行き、途中の坂道が少しキツくはありましたが、その道中もとても良かったです。
『大御宝の会』は、『商人道』を学びその考えを活かして活動をする志の高い人々が集まったコミュニティです。
講師は、私が京都観月倶楽部でもお世話になっております中野先生がされています。
じつは、商人道は、大阪にもコミュニティがあり、以前から知ってはいたのですが、なかなか参加できずにいました。
それが今回初めて参加することが叶い、どんな内容かと期待に胸を膨らませて参加して参りました。
商人道とは、江戸時代の人、石田梅岩という商人が作り上げた思想です。
商人に対して厳しい見方のあった江戸時代に『商人がお金を稼ぐのは武士の俸禄と同じ』として、お金を稼ぐことの正当性を理路整然と訴えた人です。
ただし『商人道』に則って商売をすることが大切であるということも訴えました。
商人道には根幹をなす3つの考え方があります。
①公人意識
②人格創造
③公共経済圏
①公人意識とは、『自分が国を背負っている』という意識。主体性を持つことです。
②人格創造とは『道』により人格を高めていくことです。
『道』とは、様々な道があり、それにより人格を高めていく手段のこと言います。例えば、「茶」、「華」、「剣」等々
③公共経済圏とは、奪い合いではなく、『譲り合い』『活かし合い』を大切にすることにより、大家族を作るということです。
以上の三点が商人道の根幹を成す3つの考え方です。
そして商人道のベースとなるものに、神道、仏道、儒道があります。
今回はその中の『仏道』についてのお話しをして頂きました。
仏道とは、江戸時代以前の仏教のことです。
仏教とは、明治以後の呼び方です。
実は江戸時代には、日本流のマーケティング理論『商人道』が完成されていました。
そのベースに神道、仏道、儒道があるので、商人道を学ぶためには、神道、仏道、儒道を学ぶ必要があります。
仏道のルーツについて
ブッダの教えを三蔵法師が中国に伝え、中国語に訳してものが奇跡の262文字といわれ、それが『般若心経』なのです。
本当にたくさんのことを教えて頂いたのですが、あまりに膨大なので、その中のいくつかを御紹介します。
究極の二元論『煩悩即菩提』
問題は起きたと同時に解決されているということです。
これは最近私がよく人に話していることと同じなのですが、『表と裏』『光と陰』というように、全てのものに二元性、二面性があり、二つで一つという考え方です。
これは、世の中の事象には全てにおいて二面性を持っているので、その事象を見る人の心次第で表にも裏にも、光にも陰にもなるということなのです。
ですから、自分の心の在り方をいつも良い面を見るようにすれば、悪い事は無くなるのです。
『托鉢』について
『托鉢』の意味をご存知の方はあまりいないのではないかと思います。
『托鉢』はじつは、物乞いに行っているのではなく、これは一般の人に『与える側』の人になってもらう為の行為なのです。
貧しい人はいつも『もらう側』にいるために貧しいのです。
貧しい人に『与える側』の豊かな人になってもらうことが『托鉢』の本当の意味なのです。
これは、私のビジネスコーチがいつも言われていることでした。
『物事はいつも裏から入らないと表にならない。』ということです。
ですから、楽をして手に入れたものは、自分のものにはならないのです。
ですが、裏から入ること、与えることから入ることを苦行としていると、いつも苦しい状態になってしまうので、『苦行』ではなく、『遊行』としてしまう心が必要になります。
我々は人生を楽しむ為に生まれてきています。
全てのことを『遊行』とし、しっかりと人生を楽しみながら商人道を極めていきたいと思います。
ではまた報告させて頂きます。
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