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【後悔しないために】中霧島壁のメリット・デメリット徹底解説|自然素材の魅力と注意点中霧島壁の効果、メリット、デメリットについて

  
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【後悔しないために】中霧島壁のメリット・デメリット徹底解説|自然素材の魅...

近年、自然素材の壁材として注目を集めている「中霧島壁(なかきりしまかべ)」。独特の風合いや機能性に惹かれる方も多いのではないでしょうか。しかし、採用を検討する際には、そのメリットだけでなく、デメリットもしっかりと理解しておくことが大切です。

この記事では、中霧島壁の魅力であるメリットを詳しく解説するとともに、導入前に知っておくべきデメリット、そして後悔しないための対策までを徹底的にご紹介します。自然素材の温かみのある暮らしを実現するために、ぜひ参考にしてください。

そもそも中霧島壁とは?|シラスが主成分の自然素材壁

中霧島壁は、鹿児島県霧島地方に堆積した火山灰「シラス」を主成分とした自然素材の塗り壁材です。シラスは、マグマが噴火してできた火砕流堆積物であり、多孔質で微細な構造を持つことが特徴です。

このシラスの特性を活かすことで、中霧島壁は様々な優れた機能を発揮します。化学物質をほとんど含まないため、シックハウス症候群のリスクを低減する効果も期待されており、健康志向の方や小さなお子さんのいるご家庭からも支持されています。

知っておきたい!中霧島壁の魅力的なメリット

中霧島壁が多くの人に選ばれるのには、様々なメリットがあります。ここでは、特に注目すべき5つのメリットを詳しく解説します。

1. 優れた調湿性能|一年を通して快適な室内環境を保つ

シラスの持つ微細な多孔質構造は、湿気を吸収したり放出したりする優れた調湿性能を発揮します。梅雨時期のジメジメした湿気を吸収し、乾燥する冬場には水分を放出して室内の湿度を一定に保つため、一年を通して快適な室内環境を維持できます。

結露の発生を抑制する効果も期待できるため、カビやダニの繁殖を抑え、住まいの耐久性向上にも貢献します。

2. 強力な消臭効果|気になる生活臭を自然に吸着・分解

シラスの多孔質構造は、ニオイの分子を吸着する性質も持っています。そのため、生活空間で気になるペット臭、料理臭、タバコ臭などを自然に吸着し、消臭する効果が期待できます。

化学的な消臭剤とは異なり、自然素材であるため、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

3. VOC吸着・分解効果|健康的な室内空気環境を実現

建材や家具から放散されるホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)は、シックハウス症候群の原因となることがあります。中霧島壁は、シラスの持つ吸着・分解効果により、これらのVOCを吸着し、室内の空気を浄化する効果が期待できます。

健康的な室内空気環境を求める方にとって、中霧島壁は魅力的な選択肢となるでしょう。

4. 自然素材ならではの意匠性|温かみのある空間を演出

中霧島壁は、自然素材ならではの温かみのある風合いが魅力です。塗り方によって様々な表情を出すことができ、和風、洋風、モダンなど、どんなテイストの空間にも調和します。

単調になりがちな壁面に豊かな表情を与え、住む人の個性を表現する空間づくりに貢献します。

5. 防火性|万が一の火災時にも安全性を高める

シラスは不燃性の素材であるため、中霧島壁は高い防火性能を持っています。万が一の火災発生時にも、延焼を遅らせる効果が期待でき、住まいの安全性を高めることに繋がります。

導入前に知っておきたい!中霧島壁のデメリットと対策

多くのメリットがある一方で、中霧島壁にはいくつかのデメリットも存在します。後悔しない家づくりのためには、これらのデメリットをしっかりと理解し、対策を講じることが重要です。

1. 費用|一般的な壁材と比較して高価になる傾向がある

中霧島壁は、一般的なビニールクロスなどの壁材と比較して、材料費や施工費が高くなる傾向があります。自然素材であること、そして職人の手作業による施工が必要となることが主な理由です。

対策:

  • 複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討する。
  • 部分的に採用するなど、予算に合わせて施工範囲を調整する。
  • 長期的な視点で見ると、メンテナンス費用や健康へのメリットを考慮すると、必ずしも高価とは言えない場合もある。

2. メンテナンス|定期的なお手入れが必要

中霧島壁は、ビニールクロスのように拭き掃除が容易ではありません。表面の汚れが気になる場合は、基本的にはホコリを払う程度のお手入れとなります。

対策:

  • 汚れが付きやすい場所には、腰壁のように別の素材を採用する。
  • 定期的に専門業者によるメンテナンスを検討する。
  • 軽い汚れであれば、消しゴムで優しくこすって落とせる場合もある。

3. 傷つきやすさ|衝撃に弱い

自然素材である中霧島壁は、ビニールクロスと比較して傷つきやすいという特性があります。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、注意が必要です。

対策:

  • 家具の配置に配慮し、壁に直接ぶつからないようにする。
  • 傷がつきやすい場所には、保護シートなどを貼る。
  • 小さな傷であれば、DIYで補修できる場合もある。

4. 施工|職人の技術によって仕上がりが左右される

中霧島壁は、職人の手作業によって丁寧に塗り上げられるため、その技術力によって仕上がりの美しさや機能性が左右されることがあります。

対策:

  • 実績のある信頼できる業者を選ぶことが最も重要。
  • 過去の施工事例を見せてもらい、仕上がりを確認する。
  • 施工方法や材料について、事前にしっかりと説明を受ける。

まとめ|メリット・デメリットを理解した上で中霧島壁の採用を検討しよう

中霧島壁は、優れた調湿・消臭効果や自然素材ならではの風合いなど、多くの魅力的なメリットを持つ一方で、費用やメンテナンス、傷つきやすさといったデメリットも存在します。

これらのメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、ご自身のライフスタイルや予算、そして何を重視するのかを総合的に判断し、中霧島壁の採用を検討することが大切です。

この記事が、あなたの理想の住まいづくりのお役に立てれば幸いです。

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