思い切って見せてしまう玄関収納
思い切って見せてしまう玄関収納
玄関収納については、いろんな考え方があります。
以前までは、パナソニックのようなメーカーの既製品を玄関に置くことが多かったです。
現在は、いろんなものが多様化してますが、玄関の収納に関しても多様化しています。
その中で、最近増えてきているのは、玄関収納という既製品を置くのではなく、玄関にシューズクローゼットを作って、その中に靴や傘などを入れるというタイプです。
また、玄関収納やシューズクローゼットを作ったりせず、丸見えの棚を作ってその棚に靴などを並べるというタイプもあります。
今回はそのオープンな玄関収納についてご紹介します。
fun-nakamuraの施工事例からのデザインのポイントをご紹介します!
新築させて頂きましたO様邸より
玄関収納についてです。
ポイント1:仕切りながらもオープン
玄関ドアを入ると真ん中に間仕切壁を作り、来客スペースと家族スペースで玄関を区切りました。
家族の玄関スペースに靴をすぐに収納でき、収納量も多い可動式の見せる収納を作りました。
靴を床に置きっ放しにするのではなく、各靴の置き場所を決めて脱いだら 置き場所へ戻します。
そうすることで、玄関がいつも整理整頓された空間になります。また、子供のしつけにも良いと思います。
玄関の来客スペースと家族スペースの空間の真ん中に仕切り壁を設けることで狭く感じるような気がするかもしれませんが、開口部を天井まで開けることにより、狭いとは感じない空間にすることができています。
また、写真を見て分りますが、玄関に窓を設けることにより、とても明るく清潔感にある玄関になっています。
玄関は、比較的暗いイメージがついていると思いますが、このような開放的で明るい空間にすることで、明るく清潔感のある玄関とすることができます。
ポイント2:パイン色の棚板とホワイトのロイヤル棚金物
玄関収納の棚カラーはオスモカラーのパイン色です。
可動棚の金物はロイヤルの棚金物のホワイトです。
以前は、一般的な玄関収納にメーカーの箱状のタイプの物をよく設置していましたが、ここではシンプルに可動棚金物+集成材の棚板+オスモカラーにしました。
棚板のカラーは、集成材が無塗装品なので、塗料の数だけ、自由に選ぶことができます。オスモカラーのような自然塗料は、表面に塗膜を作る、一般的にペンキと呼ばれる塗料と違い、木に浸透して色が付きます。
塗装というよりも、染色という感じになります。
木の木目を活かしたい場合には、オスモカラーやリボスやプラネットカラーのようなオイル状の塗料を使うと木目がを活かした仕上げになります。
また、ポリ合板のような材料でも可能です。
棚受け金物はロイヤルというメーカーの棚受け金物です。
以前は、店舗の棚で使われるものでしたが、最近は住宅内で使われることが、とても多くなっているそうです。
色は、シルバーで使われる場合が多いようですが、今回の事例のようなホワイトやブラック、ゴールドがあります。
その部屋に合った色を選ぶことが可能です。
このオープンは玄関収納の問題点は、棚が見えてしまうので、いつも整理整頓しておかないといけないことです。(笑)
ですが、見えることにより、見られることを意識し、整理整頓の習慣が身につくのは、とても良いことだと思います。
fun-nakamuraでは、お客様の「好き」をお聞きし、その「好き」を暮らしに取り入れたプランの提案をしています。
お客様の「好き」は建物や内装に関するものだけではなく、身の回りにあるもの、雑誌で見かけたもの、街で見かけたもの、とにかく好きな物をお聞きしています。