クロスについて説明します!

  • 2020年5月27日
  • 2020年6月11日
  • クロス

「内装は塗り壁じゃなくてクロスにしようと思うけど、どんな種類があるのかな?」

「せっかくだからこだわったおしゃれなクロスでお気に入りの空間にしたい!どのメーカーのクロスがおすすめ何だろう。輸入クロスも気になるね。」

 

注文住宅を建築する際にこだわる部分の1つとして、壁に貼るクロスがあります。場所によって貼るクロスを変えることもできるため、選ぶのは楽しい一方でどのクロスがいいのか悩みだすとなかなか抜け出せません。

 

この記事では、クロスの種類やおすすめのメーカーについて、それぞれの特徴を紹介します。記事を読んでもらえれば、どのクロスが良いのかを選べるようになるので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

貼り替えもできるクロスですが、せっかくなら好みに合って長く使えるクロスを選択できるようになりましょう。

 

クロスの種類と特徴

壁紙として使われるクロスにはさまざまな種類があります。壁紙と言われるくらいなので当初は紙製のものがほとんどでしたが、耐久性や汚れ落ちの悪さから次第に使われなくなり、現在ではビニール製のクロスが一般的です。

 

また、ビニール製クロスの中でも分類があったり、他の材質のクロスがあったりするので、どのようなクロスがあり、それぞれどのような特徴があるのかを解説します。

 

量産クロスとクロス1000番

各メーカーから発売されているビニールクロスは一般的に、量産クロスと1000番台のクロスに分類されます。名前だけ見ても良く分からないと思うので、それぞれの特徴を紹介しましょう。

 

量産クロスはその名の通り量産されているクロスで、シンプルで賃貸住宅に使われることが多いクロスです。色や柄の種類が少なく機能性もそれほど高くありませんが、品質が1000番に比べると悪い訳ではありません。

比較的厚めで下地が目立ちにくく、施工も簡単なのでリーズナブルに張替も可能です。

 

一方で1000番のクロスは大体1平米当たりの単価が1000円程度であることから名前が付けられています。品質としては量産クロスと大差がありませんが、多色のインクを用いて製作されているため、色・柄のデザインが豊富です。

 

また、汚れ防止や消臭、アレルギー抑制などの機能性が高い商品も発売されているため、好みに合わせたクロスの選定が可能です。一方で比較的薄めなので下地処理など施工の難易度が高い場合もあり、経験や技術力が必要といえます。

 

量産クロスでもデザインとして問題ないのであれば、リーズナブルですし量産クロスを選定しても良いでしょう。全体には量産クロスを用いて、アクセントを付けたい場所にだけ他のクロスを用いるというのもコストを下げながら実現可能な選択です。

 

クロス珪藻土・漆喰

クロスのイメージはあまりないかもしれませんが、珪藻土や漆喰といった無機材料を用いたクロスもあります。他にもセラミックやガラス繊維などを材料としているものもあり、個性的なものからシンプルなものまで幅広いデザインで展開されているのも特徴的です。

 

珪藻土や漆喰を用いたクロスのメリットとしては、塗り壁のような風合いをクロスで比較的リーズナブルに実現できます。また、無機質の材料を用いているため、防火性に優れている点もメリットです。

 

一方で、珪藻土クロスのデメリットとしてはやはり本物の塗り壁と比較すると、少し安っぽく見えてしまう点でしょうか。また、本物の塗り壁ほどの消臭性や調湿性が期待できないことも把握しておきましょう。

 

比較的施工が難しい種類のクロスなので、施工業者を選ぶときには慎重に選ぶか、建築業者に技術のある業者を依頼しておくことが重要です。

 

クロス和紙

壁紙と言われている通り、紙で作られたクロスもさまざまな種類が存在します。特に海外製のクロスは紙で作られたものが多いですが、輸入クロスとしてまとめて紹介します。

特殊紙を用いるタイプや表面にフィルム加工が施された合成紙などがありますが、中でも人気なのは和紙を用いたクロスです。

 

環境や健康という観点から、ビニール素材を含まない製品を求める人も増えてきており、汚れに弱かったり機能性の低く使われる機会が減っていた紙クロスの人気が少しずつ高まってきています。

 

和紙のクロスを用いるメリットとしては、音を吸収し空気を通してくれるというメリットがあります。汚れを落としにくいので寝室等に使用するのがおすすめです。柔らかい雰囲気を与えてくれるので、落ち着いた空間を作るのに役立つでしょう。

 

一方で和紙のクロスは薄いため下処理の優劣が顕著に出てしまいます。技術のある職人に依頼しないと、時間が経ってきたときに見栄えが悪くなってくる可能性があるので注意しましょう。また、難易度が高いので施工が高額になりがちです。

 

また、汚れがついてしまったとしても水ぶきができないものが多いので、汚れの付きやすい空間で使用するのは避けておくのが無難です。

 

家中に使用するのは価格・使い勝手の面から難しそうですが、ポイントを絞って使うと気に入った空間を演出できるため、おすすめできます。

 

クロス輸入

最後に紹介するのは輸入クロスです。日本ではビニールクロスが一般的に用いられていますが、輸入クロスの多くは紙製です。

 

輸入クロスの特徴はそのデザイン性の高さです。日本のビニールクロスもおしゃれなものはありますが、輸入クロスの中には高級ブランドから出ているクロスもあり、独特の感性によって作られた輸入クロスに魅力を感じる人も多いでしょう。

 

また、1枚当たりの幅が日本製のものに比べて6割程度と細めなのが特徴的です。海外ではクロスをDIYで施工する人も多く、扱いやすい幅になっていると考えられます。一方で、貼る枚数と継ぎ目が増えてしまう為、普段から日本の大きさに慣れている職人さんの中には、好まない人もいます。

 

もし注文住宅で職人さんに海外からの輸入クロスを貼ってもらう場合には、好みのデザインのものを自分で入手しなければいけない場合もあります。輸入クロスの場合には納期に時間がかかることもあるので、施工日に確実に間に合うように準備をしましょう。

 

大体1ヵ月くらい前に決めて発注をしておけば、心配ない場合もあります。また、いざ貼り始めたら不足してしまったという場合に困らないように、少し余裕を持った量を準備しておくことをおすすめします。

 

クロスのメーカー

ここからはクロスを扱っているメーカー7社について、それぞれのメーカーが扱っているクロスの種類や特徴を紹介します。無難なデザインであればどこも似たようなものを扱っていますが、各社の特徴的なデザインを確認することで、お気に入りを見つけましょう。

 

サンゲツ

国内でクロス・壁紙といえばサンゲツと呼ばれるほど国内では有力で、シェアは50%程度を誇ります。住宅用だけでなく、店舗や公共施設など豊富なラインナップが特徴で、サンプル帳が選びやすい点も魅力の一つです。

 

クロスメーカーには珍しい自社のショールームを都市部に備えており、住宅を建築する施主向けのセミナーなども開催しているため、興味がある方は参加してみると良いでしょう。

 

和紙や織物など伝統工芸の技を取り入れた特徴的で世界的にも人気が出そうなクロスから、オフィスでも使えるようなシンプルでリーズナブルな壁紙、環境に与える負荷が少ない壁紙などをラインナップしています。

 

リリカラ

元々はふすま紙や和洋紙の販売をからスタートしたリリカラは、デザイナーやイラストレーターがデザインしたおしゃれなクロスの開発・販売を行っているメーカーです。

 

ハイクオリティなクロスは織物・和紙・金箔など素材にこだわり高級ホテルや旅館のような空間を演出可能です。また、撥水コート付きで汚れを落としやすい表面強化型のクロスも用意しています。

 

リリカラも3ヶ所のみですが、東京・大阪・福岡にショールームを持っていますので、気になる壁紙がある場合には、一度訪れてみると良いでしょう。

 

東リ

東リはクロスよりもカーペットの方が有名かもしれませんが、幅広い製品を取り扱っている総合インテリアメーカーです。元々は床材を中心とした会社でしたが、現在は天然素材の壁紙や、ペットとの暮らしをイメージした内装などを中心に扱っています。

 

環境・素材コレクションとして、竹や和紙などの自然素材を使用したり、土に埋めても微生物に分解される特殊壁紙など、特徴的な製品を扱っています。

 

また、木の風合いを持つ「ウッドデコ」や黒板のように使用出来る「掲示板クロス」なども、東リの人気商品となっています。もちろん定番の壁紙も豊富にラインナップされているので、空間ごとに特徴を活かしたコーディネートができそうですね。

 

トキワ

トキワはその成り立ちが特徴的で、元は自転車のサドルを製造する製作所でした。その後は革製造、さらに壁紙の製造を始めたのは設立から約30年後です。ビニール壁紙を中心に発売することで、規模を大きくしてきました。

 

トキワからは人気アニメやマンガのキャラクターが発売される等、子供がいる方にとっては嬉しいデザインですね。また、厚めの壁紙で柔らかさがあり、キズやひび割れに強い壁紙も取り扱っています。

 

他にも機能性の高い壁紙が複数ラインアップされているので、他にはない機能を探すのも楽しそうです。

 

ルノン

ルノンは元々同社が発売している壁紙の名前でしたが、発売してから31年も経過した後に、社名もルノンに変更しました。機能性・デザイン性の高い壁紙を多数発売しているクロスメーカーです。

 

住環境をきれいにすることをテーマにしており、独自の消臭壁紙である「空気を洗う壁紙」や介護環境向けの消臭機能を高めた壁紙など、機能性に優れた壁紙がラインナップされています。

 

また、デザインでも他のメーカーにはない個性的でインパクトのあるデザインが用意されているので、もし独自性を出したい場合にはルノンの壁紙をチェックしてみると良いでしょう。

 

WALPA

もし輸入クロスを採用したいと考えているならば、WALPAとうショップは必ずチェックしておきましょう。2011年オープンとまだ10年足らずですが、日本初上陸のブランドなど、他では変えない壁紙を多く取り揃えています。

 

現在では世界中から7万種類もの壁紙を集め、高級なものでは1ロール52cm×10mで数十万円といった、庶民ではなかなか手の届かない壁紙も取り扱っています。

 

ムーミンやスターウォーズなど、ファンなら手に入れたくなってしまうようなキャラクターデザインの壁紙もあり、日本の感覚とは一線を画しています。

 

ユーザーがリフォームした姿を投稿するコンテンツも用意されているので、他の人のクロスを参考にしたり、DIYをするきっかけにしたりと、さまざまな使い方ができます。

 

テシード

テシードは日本の壁紙の多くが画一的で入居者が好きなものを選ぶという文化がないことに疑問を持ち、個性や希望にあったクロスを提案することを目的として設立されました。

 

確かに、賃貸住宅が多く壁紙も汚れて変えざるを得なくなるまで変えないと考える人が多いでしょう。家具は入れ替え模様替えをしても、壁紙を張り替えることはほとんどありません。

 

テシードでは、さまざまな海外メーカーの輸入クロスを扱っており、国内では東京と大阪で実物を見ながら相談できるショールームを設けています。国内に在庫がない海外輸入品も取り扱っているので、相談は早めにするのがおすすめです。

 

クロスまとめ

この記事では、新築注文住宅に用いるクロスについて紹介してきました。建売住宅の場合には、既に無難な雰囲気のクロスが決まっている状態で購入することになるので、クロスを自由に選べるのも注文住宅の特権と言えます。

 

クロスと一言でいっても、和紙や布、ビニールなど素材はさまざまであり、さらに強度や消臭機能、汚れに強いなど機能性もさまざまです。また、国産・海外にたくさんのメーカーがあり、それぞれ独自の魅力的な商品をラインナップしています。

 

クロスは家の中でも一回だけ決めればいいという訳ではなく、空間によって自由に選ぶことが可能です。また、アクセントクロスのように一面だけとか、一部だけデザインを変更することも可能です。

 

既に住宅を立てている人はリフォームに向けて、これから立てる人は新築住宅に向けて、今回紹介したようなメーカーから希望のクロスを選んで見てはどうでしょうか?きっと選んでいる間も家族で楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

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