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設計時に必要な知識 換気について

    
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設計時に必要な知識 換気について

設計時に必要な知識  換気

排熱に有効な天窓

自然換気は温度差を利用して換気を行う方法ですが、内外温度差が大きいほど換気量が増えます。寒冷地ほど効果が高くなります。

温暖地でも、天窓を設けることによって夏季における温度差を利用した換気が一定の効果を生み出します。1階の窓と天窓を開けることで、煙突の様な効果が生まれ、温まった軽い空気が天窓から抜けていくことにより、1階の窓からは外部の空気が入ってきます。

天窓は採光にも有効な方法で、壁面の窓比べてたくさんの光を採ることができます。

天窓の写真


 

必要換気量の設定

換気計画について、計算式によって細かく換気量を設計するような厳密性は求められてはいません。

守らなければならないのは、建築基準法で定められた『居室においては0.5回/h以上の換気量を確保する』ということです。

しかしながら、0.5回/hというと1時間で居室の半分の空気が入れ換わるということになるので、冬には暖房費が空気が入れ換わる分だけ必要になります。

ですから、最大で0.5回/hの空気の入れ換えができる能力の換気扇を選択するということになります。

 

 

換気の種類について

換気の種類は4種類あります。

①第1種換気

給気、排気共に換気扇を回し換気を行う方法です。通常、熱交換器が給気と排気の交差する部分に設置された熱交換換気の事を第1種換気と言っています。
②第2種換気

給気側のみに換気扇が取り付けられる方法です。室内へ空気を送り込むので、家の中の気圧が高くなります。手術室などの無菌室などに使われる換気です。
③第3種換気

排気側のみに換気扇を取り付ける方法です。

一般的にはほとんどのお家がこの方法です。室内の気圧は低くなります。
④第4種換気

これは給気にも排気にも換気扇を使わず、温度差を利用した自然換気のことです。
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