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結露の原因と対策と、結露が起こす問題について

    
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結露の原因と対策と、結露が起こす問題について

結露の原因について

結露については、何度も私のブログで紹介してますが、また結露の時期になりましたなので、書かせて頂きます。

冬になると結露が起こることがよくあると思います。

窓の結露

壁の結露

押入れ内での結露

いろいろな形で結露が発生してますが、室内で結露が起こって良いことなど何一つありません。

結露の原因は、空気中の水分が空気中に入らなくなり、空気の外へ出てしまうことが原因です。

空気の中の水分は、空気の温度が高いほど、たくさん入ります。

空気が温かいほど、空気の中に入る水分の量が多くなるのです。

逆に空気の温度が低くなると、空気中の水分の入る量が少なくなります。

よって、温度の比較的高い水分を含んだ空気が、温度の低い窓や壁に触れた時に、空気の温度が下がり、入らなくなった水分が触れた壁や窓の表面にで水滴になるのです。

結露が原因で起こる問題『カビ』

結露が頻繁に起きると、結露が原因で色んな問題が起きます。

その結露が起こす色んな問題の中には人体に及ぼす影響がとても悪い場合もあります。

悪い原因の代表的なものは『カビ』でしょう。

カビはひどくなると、人体へとても深刻な病気をもたらします。

喘息などもカビが原因と言われるものがあります。

カビは一度生えると根を張ってしまうので、表面的に処理しただけでは、ちゃんと処理できていない場合があります。

ですから、一番大切なのは、カビの生えない環境づくりなのだと思います。

それでは、カビの生えない環境とは、どういう環境なのでしょうか?

カビが生える条件

カビには生えるための条件があります。

その条件は、

①温度

②湿度

③栄養分

になります。

これはカビが生えるための条件なので、逆に言うと、これらの条件が揃わなければ、カビは生えないということになります。

それでは、それぞれの条件を具体的に見てみましょう。

①温度

0度~40

特に20度~30度が発生しやすいと言われています。

②湿度

70%以上

③栄養分

垢やホコリなどの汚れ

カビの生える条件として紹介しましたが、逆に言えば、この条件を満たさない環境にしてしまえば、カビは生えないということです。

これらの条件が揃わない環境にしてやればカビは生えないということになるのです。

カビ対策

それでは、次にこれらの条件が揃わない環境の作り方です。

①温度

20度~30

ここに関しては、これは人間が快適に生活するためには、必要な温度なので、ここの環境を変えるのは、無理があります。

よって温度は、その時々の人の快適温度で暮らさざるを得ません。

②湿度

70%以上

ここについては、十分に対処法があります。

湿度が70%以上にならないように、換気をよくするということになります。

しかしながら雨季は、どうしても湿度が高くなってしまいます。

③栄養分

垢やホコリなどの汚れ

ここについても対策は可能です。

出来る限りほこりや汚れがたまらないように清潔にすることです。

カビがよく生える場所として浴室がありますが、浴室についても出来る限り湿度を下げるために換気をよくして、掃除をこまめにすれば、カビを防ぐことが可能になります。

窓の根本的な結露対策

ここまで、結露の問題の一つのカビについてお話ししてきました。

実は、これらのカビの生えない状況を作りやすい家があります。

それは高断熱住宅といって、窓は高性能の窓を使い、壁・床・屋根に断熱材をしっかり入れて、気密をしっかりとった家です。

高断熱住宅は、結露が発生しにくい環境を作りやすいのです。

何故そういう環境を作りやすいかということの説明します。

結露の発生するメカニズムは、冷たいものに暖かい空気が触れることで結露が起こります。

その冷たいものに暖かい空気が触れない環境を作ることが普通の家よりも簡単にできるのです。

家の結露する場所としてよく目にするのが窓です。

窓がなぜ結露するのかというと、それは、室内の暖かい空気が、外気に冷やされた冷たい窓に触れるからです。

窓が冷たくならなければ、結露は起こりにくくなるのです。

高断熱住宅の窓は高性能の断熱性の高い窓を採用しています。

高断熱で高性能ということは、外気温が部屋の内部へ伝わりにくいということです。

窓の内側の温度が外部の気温に影響されず、低くなりにくいので、結露が起こりにくいということになります。

すでに普通のアルミサッシが入っている家でも、窓の内側に樹脂や木製の内窓を取り付けることで、かなり改善されます。

内窓については、注意があります。

内窓であっても、ガラスはペアガラスを採用してください。

価格的にはそんなに価格が上がるわけではないので、より性能の良いペアガラスを使うことを強くオススメします。

結露対策を快適生活にお役立てください。

それではまた。

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